商品価格が上昇しています。
「有事の金」という言葉通り、シリアでの軍事行動懸念などもあり、金や原油が買われました。
今年前半下がり続けていた金価格も、6月初旬以来の高水準を回復するなど、投資マネーの一部が商品市場に戻ってきているようです。
そんな折、友人から「金を買いたいんだけどどうすればいいの?」という質問をもらいました。
こういう質問は、是非「お金のコンサル団」に答えて頂きたいところですが、分かる範囲で友人に答えてみました。
まず、「金を買いたい」と思うと、なんとなく「金の延べ棒」のような現物を買うイメージがあります。
勿論、現物を購入することも、金の取扱い専門店に行けば可能ですが、例えば1kg購入するためには、現在だと450~500万円程度の金額が必要になります。
一方、「間接的に保有する」「単に金に投資をしたい」ということであれば、金のETFや投資信託、金先物取引という手段があります。
現物購入もETFなどを買う際も、それぞれ手数料(スプレッドや取引手数料、保管手数料など)がかかりますが、ETFですと1株4,000円程度で購入できる銘柄もあり、比較的手軽に投資をすることができます。
最近は、毎月少額から積み立てられる「積立投資」もあります。
「有事の金」という言葉どおり投資対象としては魅力的ですが、金そのものには利息は付かないので、値上がり益しか狙えない、現物だと盗難にあう可能性がある、などデメリットも勿論あります。
うーん、なかなかややこしいですね。
手数料もきちんと計算しないと、金価格は上がってもトータルでは儲からなかった、ということにもなりかねませんのでご自分の購入金額に対する手数料を計算することも大事ですね。
ようやく暑かった夏も終わりを迎えてきたようです。
少し寂しい気持ちもありますが、四季がある日本は本当に味わい深く、素敵だなあ、と感じます。
よい週末をお過ごしください。
<お知らせ>
1、「日本経済新聞朝刊」にご掲載頂きました。
2、マネーフォワード公式ブログ「夏休みの宿題を早くやらないと太って借金体質になる!?」