マネーフォワードエンジニアインタビュー 谷口徹

エンジニアの越川です。

マネーフォワードの中の人を知ってもらう企画として、当社でフルタイムのRubyコミッターを務める卜部昌平がマネーフォワードのエンジニアにインタビューする企画、マネーフォワードエンジニアインタビューを始めました。

今回は第一回として、なぜか公認会計士の資格を持つ、エンジニアでもありMFクラウド会計のプロダクトオーナー谷口のインタビュー記事です。

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日時

2016年 6月 29日 (水曜日)

語り手

聞き手

  • 卜部昌平(Ruby開発者)

ガヤ芸人

  • 越川直人(書き起こし・エンジニア)
  • 青木香菜子(広報)
  • 小川昌之(人事・写真担当)

谷口徹インタビュー

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たまたま住んでいる家の近所にマネーフォワード

  • 卜部 とりあえず。
  • 谷口 これは突然なんか話し始める感じですか。
  • 卜部 何から始めますか。
  • 谷口 そうですね。
  • 卜部 自己紹介とかでも良いですし。
  • 越川 プロフィール。
  • 谷口 プロフィールですか。
  • 越川 何度も聞いてますが。
  • 谷口 経歴なんとなく話せばいいですよね。
  • 越川 そうですね。
  • 谷口 経歴としては、よくスタート地点でよく話すのが、大学三年生の時に会計士試験の二次試験に合格しました。二次試験というのは会計士の卵みたいな感じで、筆記試験は三次試験まであるんですけど、いわゆる世間で言われている公認会計士試験というのは二次試験までのことを言っていてそこをパスしました。後は実務がないので、実務を積めば会計士になれるんですけど会計士の卵みたいな状態です。その後大学卒業して、5〜6人のITベンチャーに入社しました。で、そこで初めて黒い画面に出会って、黒い画面にlsとかcdとか打ち込んでいる人を見て「これはなんか、すごい気持ちの悪い世界だな」と正直最初に思ったのが21〜22ぐらい。そこからエンジニアとしてのキャリアが始まりました。その後会社の命に従って、求人サイトとか社内管理ツールとかをPHPでゴリゴリ作るみたいなことを1年間、上司だったCTOと2人でやってました。1年位経ったときにCTOが起業するために会社を辞めて、僕エンジニア1人になったんですね。でまあその時どうなるかなーと思ったけど取り敢えず残って1,2ヶ月ぐらい業務やってたら、取り敢えず動いているものを動かし続けることは出来るようには人間育つんだなというのを自分で実感し、ただまあコレ以上ちゃんと能力伸ばそうとしたら、ちゃんとエンジニアリング的な師匠というか先輩がいるところに行かないと流石に伸びないからシンドイというのを外部の勉強会とかに行って思って、転職活動を考え始めてwantedlyを見てたらたまたま住んでいる家の近所にマネーフォワードという僕のスキルセットがスゴく活かしやすそうな、かつ次もITベンチャーが良いと思ってたので、ITベンチャーの会社があった。ので、そこへ行って「出来れば働きたいと思っています」と辻さんに話して、当時採用基準とかスゴイ緩かったので、プログラミング初めて1年とかであんまりコード書けないし、PHPしか書けない。その会社で使っている言語一個も書けないのに雇われるという珍しい事が起きて、入社させてもらいました。最初はアカウントアグリゲーションやったりPFM作ったり。半年ぐらい経った所でMFクラウド会計の立ち上げをやらしてもらって、そこから3年ぐらいずっとMFクラウド会計をやっている。会社入ってからは最初Javaをかいてその後はRailsを書いて、今はRailsのエンジニア兼プロダクトオーナーという感じで仕事をしています。
  • 越川 Javaも書いてたんですね。
  • 谷口 そうですね、ただJavaは3ヶ月ぐらいしか書いてないので、ほぼもう書けないに等しいです。PHP -> Java -> Railsだったので、なんかこうJavaって型宣言とかして、後から読む人が楽だなって思ったていう印象があります。PHPもRubyも結構ふわ〜っとしてるなというのは印象としてあるので。

社会に出てすぐ審判になるって全然面白く無いなって

  • 卜部 何から聞きますかねえ。なんだろう、今話しを聞いたところから行くと、ITベンチャーに来たかったっていうのは、何か理由があってなのでしょうか?
  • 谷口 プロフィールの話ではなしたみたいに、大学時代に会計の勉強とか経営学の勉強とかしてて、会計士試験通って、周りの友達とかってみんな金融系に就職していくわけですよ。監査法人行ったりとか会計事務所行ったりとか証券会社とか保険とか、そういう金融系ばっかなんですね。周りの友達とかと話していても、社会人の先輩とかと話していても、自分がどうも金融系というか、一番有力候補だったのは監査法人だったわけなんですけど。会計士の試験通ったので。会計士になるのかって考えた時になんかすごい違和感があって、会計士になって何やるかって言うと監査をやるわけですが、上場企業の出している決算書に対して、それが株主とか 利害関係者が見るにあたって概ね正しいかどうかを判断するという仕事をするわけなんですけど、それ本当に僕がやるのかなって思って。しかも新卒でそういう会社入ると新卒でいきなり、何て言うんですかね野球選手になったのかと思いきやいきなり審判になるみたいな。急に僕、社会に出てすぐ審判になるって全然面白く無いなって思って。
  • 卜部 でも、よく分かってないけど実務経験がないと、公認会計士にはなれないんですよね。
  • 谷口 そうですね、2年間実務経験必要なんですけど。ただ、業務上は一緒ですね。入った時もそうだし。資格ちゃんと取るとサインができるようになるんですよ、書類に。基本的に新卒で入った時から監査の仕事やらされる。まあ、責任は途中から増えますけど。と、言うのがあって僕はなんかこう打席に立ちたいなというのがあって、プレイヤーになりたいし、プレイヤーになったうえでも多めにバットを振る人になりたいなていうのがあって、プレイヤーとしての道に進みたいと思ったので。その時点で、監査法人というよりは事業会社に行きたいと思った。のと、ITだったのは何でですかね。自分でもあんまり分からないんですけど漠然と憧れがあったみたいなところがあって、モノづくりに惹かれているというのがバックグラウンドとしてあったと思うんです。僕ニコニコ動画とかすごい好きなんですけど。
  • 卜部 そういう時代。
  • 谷口 そうですそうです。ニコニコ動画中学生ぐらいの時から流行りだして、クローズドベータぐらいのときからやっているんですけど、ニコニコ動画の中でも特にゲーム実況とかが好きで、ゲーム実況って人がゲームをやりながら喋っているのを僕らはただ見ているていうだけなんですけど。その構造って野球観戦とかサッカー観戦とかと構造としては一緒なわけですよ。プレイヤーがいて、実況する人がいて、お客さんがいて。野球とかサッカーぐらいメジャーになると何万人・何十万人・何百万人ていうお客さんがいるので、ちゃんと商売として成り立って物理的に人が集まってお金が流れる。という流れが出来るんですけどゲーム実況ってそんなに観戦者が居ないので、たまにリアルなゲームのイベントとかありますけど。
  • 卜部 いちおうまあeスポーツという言い方をしたりするし、プロ選手みたいなのもいたりはしますけどね。
  • 谷口 eスポーツって言いますね。
  • 越川 へぇ〜。
  • 谷口 ただそれって、野球とかサッカーと比べると、めちゃくちゃ市場規模がちっちゃいので中々スケールしていかないじゃないですか。そこでインターネットが登場することによって、そこが敷居が下がっているというか、そんなにお客さんのいない市場だったとしてもインターネット介してそういう文化が形成されていくっていうのがニコニコ動画でゲーム実況にはまっていくうちにすごい感じて。インターネットの登場によって今まで発掘されてこなかったニッチなところの価値がフィーチャーされてお金がちゃんと流れるように段々なっていくいうのが、すごい純粋に素敵だなと思って、自分もそういうモノづくりをして、かつ流れが早かったりとか新しい価値を生み出しやすい土壌の上で仕事しているというのは楽しそうだと思って、それで事業会社に行きたいというのと、インターネットを使った仕事はこれから先もっとどんどん面白くなるんじゃないかという想いがあって。多分そういうのが組み合わさるとIT企業に行きたいという風になっていったんだと思います。
  • 卜部 なるほどね。それってどうですか今うちの会社って、ある程度達成されてますか。
  • 谷口 そうですね。かなり達成されているような気がしますね。
  • 卜部 ほうほうほう。
  • 谷口 ニコニコ動画で実況動画にハマっている時の感覚ってインターネットによってニッチだった市場が掘り起こされるみたいなところの感動ていうのと、そういうニーズをどうしても満たしたい人がいたらeスポーツの大会に参加したりとか友だちんちに行ったりとか友達を自分ちに呼んだりとかしなきゃいけなかったのが、友達誰もいなくても家で1人で欲求を満たせるというか。同じ欲求を満たすのに、新しいサービスが出てくることでその手段がより簡単になっていくというのがそこにはあったと思っていて、それと同じようなことがいま結構出来ていると思っている。うちの得意技術であるアカウントアグリゲーションだとか自動仕訳の機能だとか今作っているわけですけど、そういうことすることによって、今まで当たり前のように書類を紙で集めてきて、当たり前のようにそれぞれのパートさんが仕訳を手で切っていってとやっていったのが技術によって代替されていって前と同じことをしているだけなのに技術によって行動が変わっていくというのは面白いんですね。なのでその原体験で感じたことっていうのが、いま自分がサービス提供者としてユーザーに提供できているという感覚はあって、それは面白い。
  • 卜部 すごいいい話じゃないですか。
  • 越川 超いい話。
  • 卜部 是非こういう話をウェブサイトに。
  • 越川 こういう話だよ。聞いたことなかった。
  • 谷口 そうですね、あんまりこんな整理して話したのは始めてかも知れない。ニコニコ動画好きってつぶつぶの話はしますけどね。
  • 越川 知らなかった。
  • 谷口 ゲーム見ているのが好きなだけなんだろうとかって。
  • 越川 ゲーム好きなのは知ってけど、それがこうしてつながっているとは。

僕はメガホンを握っていても、コード書いていてもどっちでもいい

  • 卜部 では、普段はどういうふうな仕事したりしてます?
  • 谷口 MFクラウド立ち上げてからは、しばらくというか2年間ぐらいは割りと業務の8割から5割ぐらいはだいたいコード書いてるみたいなことが多くて、モノづくりやっていました。最近だとユーザーの規模とかが中々デカくなってきて、ちゃんとユーザーと営業とかカスタマーサポートとか通じてユーザーとコミュニケーションを取っていく部分だとか、メンバーも増えてきたのでメンバーが動きやすいように調整していく部分だとかそういうところにどちらかと言うと時間を使うようになってきたので、今はコード書く時間は3割ぐらい。あとは調整だとか決め事に決めを入れていく仕事だとかを主にやっていますね。
  • 卜部 なるほど。どんな感じですか、もっとコード書く時間が欲しいとか。
  • 谷口 あー、なんでしょうね。最初僕もコード書くの楽しいなと思ってて、コードはずっと書いていたいなと思ったこともあったんですけど、今なんかそんなにこだわりはなくなっていて、設計とかのレベル、テーブル設計とか実装面の設計を技術者と相談しながら進めるっていうスキルはずっと必要なんでそこは維持してっていうのはあるんですけど、やっぱりこうモノづくりしてユーザーがどう変わっていくかというところが一番僕は楽しいので、(そんなに)コード書いてなくてもモノづくりの最前線に立っていられるので。そこにさえ立っていられれば、僕はメガホンを握っていても、コード書いていてもどっちでもいいかなとは思いますね。
  • 卜部 このインタビューはきっと求人のページに載ると思うんだけど、谷口さんが一緒に仕事する人が多分読んで応募してきて採用されてくると思うんだけど、一緒に仕事する人とかだとどういう風な人がいいですか。どういう風に仕事を振ってどういう風に働いてほしいとか。

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  • 谷口 これまで色々な人と仕事をしてきたような気がしてますが、いま他のチームにいるメンバーは、最初結構会計チームにいたので、割りと僕色んな人と仕事をしてきているんですね。こういう人だといいなって思うのは、いい意味でワガママさを捨ててない人。サラリーマンになりに来てない人の方が、仕事をしていて良いなという気はしますね。ウチの会社に応募してくる人、そんなひとあんまりいないですけど、こう言われたからこうするっていうことを突き詰めてしまう人は中々こう。それは最初に頭出ししたりとか指示出ししたりするところの精度の問題もあるかもしれないけど、言われたからこうしたというのは中々あとでダメージが大きかったりする。ある程度ワガママで、なんていうんですかね、ワガママと行ってもユーザー目線でワガママっていうのは結構重要なんです。こういうものを作るぞってなった時になんかちょっと違和感を感じる部分は何点かはあると思うんですね。そこでなんか違和感があるなって考えていって、おれだったら(ユーザーは)こう使うと思うし、こう作るていうのをフィードバックしてくれる人とだとすごく仕事がしやすいなっていうのはありますね。
  • 卜部 なるほど。そういう意味で言うと谷口さんは結構仕事を丸投げするタイプですか。
  • 谷口 あー、どうなんだろ。あんまりほかの人と比較したことはないですけど、比較的丸投げの方が多いと思いますね。
  • 卜部 じゃあよろしく、後は任せたみたいな。
  • 谷口 そうですね。「ユーザーにとってこういう状況を作りたいんだ」って言って、「僕だったらこういうテーブル作って、こういう画面でユーザーがポチポチやると思うんだ」、ぐらいで渡しちゃうことは結構多いですね。
  • 越川 ただそれって、決めたわけじゃないよという感じでそのひとのセンスなり信念なりでアレンジしていいよっていう。
  • 谷口 一番重要なのはユーザーにとってこういう状況を作りたいんだ、って言うところが絶対に維持されること。それを実現する方法ってなんか社会人5年目の僕より分かったりすることあるんじゃないってのは思ったりするので(笑)
  • 卜部 まあどういう働き方が良いかっていう正解は多分ないんで、そういう風にしていきたい一つの例ですかね。
  • 谷口 そうですね。

ユーザーは何もしなくて良くて

  • 卜部 プロダクトそのものはどうですか。どうしていきたいとか。
  • 谷口 プロダクトそのものですよね。
  • 卜部 野望とか。
  • 谷口 プロダクトはいくつか段階があると思っていて、いまブラウザベースの会計ソフトというものを作ってます、と。そこにユーザーがアクセスして会計を入力して出力して税務署に申告してみたいなことをやっているんですけど、そもそものニーズみたいなところを考えると、ユーザーは法律で決められた申告の作業とか決算書作らないといけないとか制度によって決められた仕組みを満たすように書類が作れればいい、ていうのがまず一つあるんですよ。財務会計とか税務の領域で言うと。それを考えるとそもそもWebベースでサービスを提供してアクセスしてもらうこと自体、本当は無駄で。ユーザーは僕らに「MFクラウド使いたいです」と言います。そうするとユーザーは何もしなくて良くて、裏側でウチの会計システムとか会計事務所とかが動いていて申告とかが全て終わっているという状況にしていきたいと思っているんですね。それをやろうとした時に、今何でそれができていないかというと自動化できていない部分がすごく多すぎるていうのがある。ポイントとなるのが2点あって、処理をするための元データをどれだけ網羅的に集められるかというアカウントアグリゲーションの部分が一点あるのと、集めてきたデータをどれだけ正確に会計情報に変換できるかという自動仕訳の部分という一点があって両方がまだまだ未熟なので今は全然(すべてを)自動化はできていない。そこを目指すためにも、アカウントアグリゲーションの網羅率を上げていくというところと、自動仕訳のところはまだデータが足りているか足りていないかわからないような状況なんですけど、データをもっともっと集めて精度高く仕訳に変換していくってのをやってそういう状況にしていきたいなって思います。
  • 卜部 なるほど、最終的には勝手に情報が集められて勝手に仕訳されて勝手に決算書類になって勝手に出てくるみたいな。
  • 谷口 そういう風にしていきたいですね。税務判断とかって専門家の知識がいつまで必要かわからないですが当面必要だと思っていて、エンドユーザーからみると申し込んだら終わりなんですけど、裏側には会計事務所の人が働くというのがあって、営業の人たちがいまやっているように会計事務所とのリレーションを作っていくというのはすごい重要。それはウチのシステムを開発するっていうのと同じぐらい重要。なぜなら両方がそろってやっとユーザーに価値が提供できるので。
  • 卜部 会計に限らずこういう風に発展させて行きたいとか。
  • 谷口 いままあMFクラウドの話とか会計の話を主にしたんですけど、マネーフォワード全体としてみたいな話をすると、お金の悩みを解決するという点について、お金の可視化をしたりとか今後それをどう使っていくかとかどう増やしていくかみたいなところに注力しているような段階なんですけど。さっきの会計の話みたいに、そもそもお金の悩みを解消するために見えるようにしてどうすればいいか考えられるようにしてっていうのも本当は結構面倒くさいと思っていてお金のことなんて生まれてから死ぬまで一回も意識しないで生きていければいいのにていうのが結構理想的だと僕は思っているので、そういう状況を作れるといいなと思っているんですよね。それをどうやって実現するかは正直わかってはいないんですけど。
  • 卜部 可視化しなくても(よりよくすることが)勝手に終わってる状況。
  • 谷口 そうですねぇ。可視化とかって結局、可視化してどうするかというストレスを与えるわけなので。
  • 越川 なるほどね、確かに。
  • 谷口 本当に何もしない。何もしなくていい、やりたいことやっていていい。やりたいことやっているだけで生まれてきて死ねればいいってのが理想的だと思っていたりする。お金の悩みって大きいからそこを消しされるといいなって。

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体壊すような働き方をするつもりはまったくない

  • 卜部 なるほどね。仕事の話とかはだいたいこんなもんで。谷口さんが普段どういうふうに仕事しているか働き方みたいな。
  • 谷口 働き方ですか。
  • 卜部 普段マネーフォワードの人がどういうふうに働いているかめっちゃ気になると思うんですよ。
  • 越川 なんかそういうやつ。朝何時に起きて〜。
  • 青木 社員増えたし、谷口さんの徒歩3分の家しか住まないとか(社員でも)知らない人も増えてるんじゃない。
  • 越川 あー、なんかそういうこだわり知りたい。
  • 谷口 あーそうですね、エンジニアの人はスゴく共感してくれるかた多いと思うんですが「これは僕の人生にとって必要なことなのか」と考えた時にそうじゃないと思ったことはスゴい苦痛なので。僕はその中でも特に通勤て言うのが本当に、、、いやなんかこの部屋に居る方みな(徒歩3分ではない)通勤をしている方な気がするんですが、通勤している時間って僕の人生に何のメリットもない気がしていて、そこを排除したいというがある。学生時代からずっとそうですね。電車に乗らなくて行けるところ、電車に乗らないと行けないんだったらその近くに引っ越すっていうのをひたすら繰り返している。会社も移転する度に僕も引っ越して付いて行くみたいなことを前の会社の頃からやっています。
  • 越川 田町内で会社が引っ越しても、引っ越してたもんね。
  • 谷口 そうですね、田町と品川の間に住んでてそんときは会社もその辺にあって、その後田町駅直結になったので、僕も田町に来て。半駅分引っ越してきたっていう。
  • 越川 それスゴいなと思いましたもん。
  • 谷口 歩いて片道15分かかって、まあまあ遠いなと思って。最初はこれくらいなら僕も大丈夫かなと思ってたんですけど。
  • 越川 いや、もっと短く出来るって?
  • 谷口 そんときが往復30分で、いまが往復10分だから、まあ(その時間で)缶ビール一本ぐらい飲めるわけですよ、家帰って。
  • 卜部 結構ね、通勤時間が変わると生活が大分楽になりますよね。
  • 越川 それはありますよね。
  • 卜部 ストレスとかね。
  • 谷口 たまに電車乗るとすごいストレス感じます。
  • 卜部 雨の日とか面倒ですよね。じゃあ会社の近くに住んでいるから日々出勤するという。とくに在宅勤務とかもせず。
  • 谷口 在宅勤務は特にしないですね。
  • 卜部 やってみようともあんまり思わない?
  • 谷口 会社から離れて頭整理したいとか、いうときは家でやることはありますけど。9割方会社で仕事はしますね。
  • 卜部 在宅勤務経験者の越川さん的にはどうですか。よしあしみたいなの。
  • 越川 いや、なんか家が近いんだったら私も会社に来そうって思いました。
  • 卜部 どうせお昼ごはん同じ所で食べるしみたいな。
  • 越川 まああとは私の場合は子供がいるから、子供の近くにいられるという観点で(在宅勤務する理由が)ありますけど。それ以外の観点だと谷口くんの言ってたみたいに(いつもと違う環境で)頭を整理したいから。
  • 卜部 まあなかなか仕事上、スタバで仕事出来ないってのはあるから、そういう意味で自分ちでってのは。
  • 越川 (徒歩圏内いいよねいう)一方で、ぜんぜん違うじゃないですか電車とかって。電車通勤って歩いていたりとか電車乗っていたりする時間がある程度あると、そういう時に浮かぶものってあったりするんですよ。
  • 青木 確かに。
  • 谷口 あ〜それスゴい羨ましいんですよ。
  • 越川 そういうのってなくていい?っていうか、そういうのって他に何か代替手段があったり?
  • 谷口 生活が2パターンしかないのってどうなのって話ですよね。仕事の時と自宅の時の2つみたいな。
  • 越川 無駄な時間だからこそ、頭で整理しようとか、今いる状況をなるべく感じないで他のこと考えようと思うと頭が冴え渡る気がしてて。
  • 谷口 そうですね。確かに環境変えることによって頭の動き変わるなってのは結構感覚としてあるんですよ。僕もフリーアドレスで色んな席で仕事したりするんですけど、あれがその行動で。それみたいに、会社の時、通勤中、自宅の時とか平日と土日でも違うかもしれないし。色んなパターンを持つっていうのは重要だなとは思います。ただ僕は通勤のストレスが結構つらい。
  • 越川 確かに、それはそうかも。
  • 卜部 なるほどね。
  • 青木 徒歩何分以上だったら引っ越す?
  • 卜部 実績として15分というのが。
  • 谷口 15分はつらかったというのが。
  • 青木 10分はおっけー?
  • 谷口 ちょっと分かんないですね。8分の時は通ってたんですけど、3分の位置にマネーフォワードがあってマネーフォワードに来ちゃったので、近いところに負けるみたいなのがありますね。
  • 越川 そんとき、どこにあったんですか会社。
  • 谷口 恵比寿です。
  • 越川 恵比寿、じゃあ恵比寿に住んでて。
  • 青木 一個くだらない質問してもいいですか。
  • 谷口 なんですか。
  • 青木 渋谷とかに移転したら、谷口くん絶対辞めるってみんな言ってるんですけど
  • 谷口 渋谷っ、ああ。ゴミゴミしたところは苦手ですね。
  • 越川 渋谷には住みたくない?
  • 青木 渋谷で徒歩5分のところに住むと、、、!?
  • 越川 つらそう。
  • 谷口 辞めはしないと思いますけど。
  • 卜部 多分探せばあると思うけど、住みやすいかどうかは別の問題ですね。
  • 谷口 そうですね。
  • 越川 谷口くん駆動で会社の移転先を決めるっていう。
  • 卜部 渋谷だったらほら代官山とかに住めばいい。歩ける歩ける、山から下ってくるだけだから。
  • 谷口 チャリで5分だったらそれはそれで良いかも知れないし。そこは色々僕も会社に合わせて検討しないといけないと思ってます(笑)
  • 卜部 じゃあ、家と会社の往復とかなんですか、休みの日とかは?
  • 谷口 休みの日は、
  • 卜部 そもそも休みの日はあるのかっていう。
  • 谷口 全然ありますよ。
  • 卜部 あ、あるんですね。
  • 小川 なかったら、書けないやつですね。
  • 谷口 基本的に遊びに誘われたら断らないようにしているので、全部行きますって応えてます。土日とかは、最近だとバーベキュー行ったり、今度京都に旅行に行ったりします。
  • 卜部 いいですね。結構外にどんどん出て行くタイプ。
  • 谷口 まあそうですね。あんまり主体性はないですけど。誘われたら行くみたいな感じなので。
  • 越川 あんまなんか家で引きこもってなんかやるとかはないんですか。さっき言ってたみたいにゲームとか。
  • 谷口 そうですね、ああいうのは平日の夜とか。まあでも2時に寝れば、8時ぐらいに起きられるので。0時まで仕事してても0時05分に家にいるので。2時間あるんですよ。2時間も贅沢な時間がある。
  • 越川 確かに電車で通ってて、0時に帰ったらヘタしたら1時くらいになるもんね。まあ、私は19時に帰りますけど。
  • 谷口 朝8時に起きたら、余裕なので。案外僕ちゃんと睡眠時間取ってるし、普通に自由時間もあるんですよ。
  • 越川 ね。
  • 谷口 家が近いとそういうことが出来て。
  • 卜部 なんとなくだけど、僕の感覚としては谷口くんは僕が来た時にはすでにいるし、僕が帰るときには未だいる。
  • 谷口 朝は絶対卜部さんのほうが早いですよ。
  • 卜部 そっかな。
  • 谷口 月曜とかは僕のほうが早いかもしれないですね。帰るときはだいたいいるかもしれないですね。
  • 卜部 9:30にいちおうコアタイムが始まるので、みなさん9:30には出勤するんですけど。それに合わせてみんな来るって感じですよね。
  • 谷口 そうですね、なんだろすごい私生活の話になりましたけど。僕、土日のほうが起きるの早いんですよね。珍しいタイプで。日曜とか僕朝から走ったりするんですよ。
  • 越川 えー、全然イメージない。
  • 谷口 意外じゃないですか。
  • 青木 走るの知らなかった。
  • 越川 どこ走るんですか、このへんだと。
  • 谷口 田町スポーツセンターに行って、ハムスターみたいにマシンで走るっていう。
  • 越川 機械の上を走っている。
  • 卜部 それは前の日寝るのが早いとかそういう話ですか。
  • 谷口 あー、そうかもしれないですね。週末だと疲れて早く寝るのかも知れないですね。まあなので何が言いたいかというと仕事一杯するために健康維持に結構気を使っています。体壊すような働き方をするつもりはまったくないので。
  • 卜部 いい話だ。
  • 越川 いい話だ。

田町に住む人々

  • 越川 この辺会社の近く住んでいる人結構多いじゃないですか。休みの日一緒に遊ぶとかあるんすか。
  • 谷口 あ、結構ありますね。
  • 越川 そうなんだ。
  • 谷口 土曜日の夜とか、日曜の夜とか、急に「今からうち来ませんか」って同僚からメッセージが来るとか。
  • 谷口 夜な夜な鍋パーティーが始まったりすることがありますね。
  • 青木 仲いいですよね。
  • 卜部 なんかそういうチャットみたいなのあるんですか。
  • 谷口 「田町に住む人々」ていうチャットはあります。
  • 卜部 完全にご近所さんだ。
  • 越川 ご近所付き合いだ。

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バーチャル経理部ってのがあって

  • 卜部 まあ、あんまり私生活を聞いてもあれだし。
  • 越川 ここまでに聞いたのは、エンジニアになったキッカケ、今やっていること、今後やりたいことでしょ。
  • 卜部 大体聞いたし?んじゃ、どんな人と一緒に働きたいですか?
  • 谷口 それはそうですね、さっき言ったのが、ある程度ユーザー目線でわがままな人と一緒にモノづくりがしたいっていう話ですね。それ以外だと何だろ。
  • 卜部 でもそれってさ、そうは言っても、マネーフォワードに入ってみるまでマネーフォワードのユーザー目線とか中々難しいじゃないですか。
  • 谷口 ああ、そうですねえ。
  • 卜部 Webサイト(のこのインタビュー記事)を見た人が、コレ自分のことかなって思うのも中々難しいと思いますけど。そういう何もマネーフォワードのことを知らない人の中からそういう人を育て上げるんだみたいなのをやるとしたら、どんな人がいいですかね。
  • 谷口 まず第一は、会計チームの話をすると、どういう方向に向かっていって、どういう未来を作りたいのかっていうのの共鳴が結構大事かなと。さっき話したみたいな、ユーザーはそもそも会計をやりたいわけじゃなくて、制度によって決められた事を満たしたいだけなので、そこに最短ルートで辿り着かせてあげることによって価値を最大化したいんだっていうところに共感してもらえるてのが第一にあるかなと思っている。そりゃもうとにかく話すってところですね、チームに入ってもらった時とかそういう時に。とは言え、ビジョンに共鳴してもらったとしても、ユーザーが今何をしているのかっていうのを知らないとどうにもならない。そこの研修制度結構頑張らないと行けないなと思っていて色々やっていて、会計だとそういう役割をするものが3種類ある。1つがバーチャル経理部ってのがあって、これはもう完全に実務研修。お客さんが今どういうことをしているのかというのをお客さんと同じ状況に追い込む事によって体験する。会計事務所の職員になりきってもらって、あなたは会計事務所に入社しましたと、でクライアントを1つ割り当てて、目の前にあるのはこういう書類ですというアグリすらされていないものが結構ある。そういう書類がある中で、決算書を正しく作って下さいっていう課題を与えられてMFクラウド会計を使ってゴリゴリそれをやる。そういう実務研修をするというのがありますね。かなり効果がてきめんでユーザー理解に繋がる。ゴールに向けて今のうちのどういう所が足りてなくてどういう所が使いやすくてっていうのを理解するってのが出来る。ので結構効果が大きくてこれをやるとやらないとだと、作るものの温かみというか完成度というのがかなり差がでますね。もう一つが会計チーム内で週次で勉強会をやっている。いま毎週木曜日の夜とかにやってるんですけど、いままで何となく動いているのは知ってたけど、どういう理屈で動いているのかよく分からなかったものたちみたいなのをリクエスト受けて解説するってのがあるんです。自動仕訳ってのは実はこういう仕組みで動いているんですよ、とか。よくお客さんから消し込みていうニーズを聞くんだけど消し込みっていうのは実際どういうもので、ウチが作るとしたらこういう風なものを作るとかそういう話をしたりします。今度、スプレッドシートってすごい使いやすく作られているけど、アレは一体どういう技術でどういうコードで書かれているのかというのが実は誰も知らないのでそれを解説してもらう。
  • 越川 それ知りたい。知りたい。
  • 谷口 是非来て下さい。木曜の夜にやってます。たぶん今週とかやってくれるかな。明日?
  • 越川 明日はその人と一緒に飲みに行くのでないですね。
  • 谷口 じゃあダメだ来週だ。
  • 越川 来週か、参加しよそれ。
  • 谷口 そういうリクエストに応えてもらうっていうチーム研修、まあエンジニア寄りのナレッジ共有ですね。3つ目は、毎日夕会があるので。その勉強会で聞くほどのことではないこととか、お客さんからこういういこと言われたんだけど、チームとしてどういうスタンスで答えればいいんだとか。そういうのを認識合わせするのを毎日夕方に集まって会をやってたりとか。
  • 卜部 お客さんからこういうこと言われたんだけどみたいな話は毎日見たいな感じでどんどんと上がってくる?
  • 谷口 結構出ますね。最近とか外に出てお客さんと直接話したいというエンジニアが居て、消し込みの話とかもそうなんですけど、お客さんから消しこみのニーズに関して言われるんだけど正直消し込みの事がよく分からないとか。消し込みってそもそもどういった全体像なんだっけみたいなのをその場で軽く聞いたり、時間かかりそうなものになると勉強会ネタに移行されるみたいな感じですね。そういうのをやっているので、結構時間をかけて、ちゃんと好奇心をそこに持ち続けさえすれば、お客さんが今どういうことをしてチームとしてシステムが今後どう発展していくことで、自分たちが辿り着きたい未来に辿り着こうとしているのかという。日々議論しながら共有し合いながら進めていけるみたいな仕組みを作ろうと努力してます。どこまで行くとそれが完ぺきにできるか分からないですが。
  • 卜部 まあ完璧はムズいですよね。
  • 谷口 そうですね。
  • 卜部 チームの規模にもよりますよね、今の規模だと上手く回っている感じ。
  • 谷口 そうですね、夕会に参加しているのって、多分6-7人なんで。その上でサービスにあんまり関心ないかなーみたいなの分かったら分かったでそれは幸せだと思うので、また違う動き方をする。そういうのが選択肢として持ちやすいので、積極的にどういうところを目指してとかそういう話ができるといいなと思ってますね。前の会社で結構がむしゃらに働いてたんですけど。医療系の求人サイトをやってたので、医療系の求人サイトがですねどうもこう僕1年間やった結果関心が持てなくて、もうちょっと関心の持てるものに自分の時間を使いたいと思って退職したという経緯もあったので、早めに自分がこのサービスに興味があるかとかないかとか分かるっていう場がないと中々つらかったりするだろうなっていうのは思ってますね。そういう環境でメンバーに働いてもらいたいと思っているので、そこは手を抜かないようにがんばります。

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ユーザーとの距離感みたいなのは、BtoCよりBtoBのほうが本来そもそも近い。

  • 越川 ウチに興味持ってくれる人は、ユーザー寄りと言うかユーザーの顔が見える。どんな人が使っているかの想像ができるサービスをやりたいという人が多いんですよ。マネーフォワードにはC向けの家計簿のサイト以外にもB向けのMFクラウドシリーズというのがあると言う紹介をしても、その人達ってやっぱりC向けをやりたいっていうことを結構みんな言うんですけど、谷口くんの言っているようなお客さんに実際に出会う機会ってあるじゃないですか。
  • 谷口 ありますね。なんならバーチャル経理部で自身も体験するわけですからね。B向けでも体験出来るサービス。
  • 越川 税理士先生をお呼びして、交流会もよくやるじゃないですか。そういうの考えると、C向けの家計簿よりもユーザーに直接会うこともあるし、より実はC向けぽい気もするんですよね。
  • 谷口 それはありますね。ユーザーとの距離感みたいなのは、BtoCよりBtoBのほうが本来そもそも近いんですよ。
  • 越川 やっぱそうですよね。うんうん。
  • 谷口 そうですね。なのでユーザーの顔を見ながらとか、C向けやりたいっていうひとの背景ってユーザーの行動が理解できないとモノ作るのって苦痛だよねってのがあって。
  • 越川 なるほどね。
  • 谷口 ユーザーの行動がBtoBだと理解し難いんじゃないかていうイメージは絶対あると思うんですよね。そこを解消する努力はマネーフォワードとしてしているし、そこを解消するとなんならユーザーに会う機会は圧倒的にBtoBの方が当然多いので。直営業しているわけなので。むしろそこのユーザーに寄り添って開発したいみたいなモチベーションの人って、BtoBもチャント説明したらモチベーションに沿ってモノづくり出来るというのは良く思いますね。
  • 越川 というようなことを、この記事に書きたいわけ。
  • 谷口 そうですね。そうですね。確かに。BtoBを敬遠する人って多分そこ大きいですよね。
  • 越川 そうなんですよ、そこがなんかどんなことやっているか自分が使わないから想像がつかないという考えだったりだとか、そのお客さん結局ビジネスでやっているしみたいなイメージで理解できないよねとか。どんな想いでやっているお客さんと、どんな想いで自分たちは仕事やっているんだっけてところが繋がれば、B向けのMFクラウドシリーズも興味持つ人増えると思うんですよね。
  • 谷口 BtoBアレルギーみたいなの、もっと掘り下げたら色々あるんですかね。なんかカスタマイズさせられそうとか。
  • 越川 受託ぽいイメージが有るのかも。
  • 谷口 お客さんの要望でカスタマイズさせられそうってのがあるかもしれないですね。クラウドだからむしろカスタマイズしにくいから、そこは断るチャンスは大きいですよってのは。
  • 青木 下請けっぽく思われるんですかね。
  • 越川 そうね、BtoBていうとなんか受託とかSIerとかそういうのをやっぱり想像しちゃうから、そういう想像を勝手にして最初からBtoBは嫌でtoCやりたいですという気がするんですよね。
  • 谷口 お客さんと距離が近いから確かにtoCに比べたら圧は強いですけどね。お客さん一人一人の。かつ金額も大きいので。どれくらいの温度で受け止めるかみたいなのはBtoCでは経験しないものですね。そこのプレッシャーが強いというのは間違いなくある。それはそこを覚悟した上で取り組める人のほうが良いってのはありますね。
  • 越川 C向けの方って、割と答えのないものを作んなきゃいけない気がしてて、B向けのほうがまだなんかそもそも法的な制度があったりだとかこういう書類つくらないといけないとか、それをどう効率化するかでちょっと答えが見えるというかあるじゃないですか。その辺の違いって魅力とかあるんですかね。
  • 谷口 それはたまに考えることがあって、越川さんの仰るとおりで、BtoBというかバックオフィスでかつ制度によって決められているもの、給与とか会計とか特にそうなんですけど答えが決まっているので、誰に対して答えに最短で辿り着かせる、ユーザーを最短でそこに送り届けるところに注力すればいいので、ある意味やりやすいんですね。一方でBtoCの方ってユーザーをどこに辿り着かせればいいかっていう定義が非情に難しいので、制度によってココに行けばいいって決まっているわけではないので、ユーザーの幸福を最大化するみたいなところにゴールを置くと、具体的にどうすればいいか中々難しいってのがあって。BtoCの方がよりこう難易度の高い課題に向き合えてすごい楽しそうだなと思うことは結構多いですね。ただ、BtoBの方も会計や給与みたいな制度の中での戦いって今うちのやっているバックオフィス効率化の領域ではたしかにそうなんだけど、その先の領域に入ってくると全然違った景色があって結局MFクラウドってバックオフィスの効率化を今やってはいるけど、やりたいことってBtoCと結構近くて中小企業とかおよびその従業員の幸福を最大化すとか業績を最大化するとか、そういうところに導くっていうか価値を提供する為にあるものだと思っているので、そう考えると効率化に今甘んじてやりやすいなと思ってやっているけど、今後って同じ悩みを抱えざるをえない。ので、どうしたらお客さんが本当に儲かるかとかどうしたら会社の中で生産性が最大化するために従業員とマネージャーのコンフリクトが解消できるかとかそういうところまで踏み込んでいくのをやれるとスゴい面白いなと思っています。
  • 越川 なるほど。
  • 谷口 もうちょっと先のステージに進むとBtoCと同じ難易度の高い悩みを解決するってことにコミットできるから楽しそうだなってワクワクしてる。そういうのやりたい。請求書とか経費とかは制度とかとは違う世界なので、あれはあれで現状でもそういう難しさが内包されてますね。あのサービスは。
  • 越川 MFクラウドシリーズの中でも色々と色が違うんですね。
  • 谷口 そうですね、経費なんてもう会社の規模とか業種とかによってオペレーションが全く違うところに対してどう合わせていくかみたいなことを考えないといけないので、結構大変そうだなと思いますね。経費請求書はそうですね。

この会社で20代のうちに0から収益化というのを2回やりたい

  • 卜部 話が前後しちゃって申し訳ないんだけど、この会社に入って最初はJava書いてたと思うんですけど、会計をやろうと思ったというか配属されたキッカケってなんかあったんですか。今の話を聞いていると、そうじゃなくても色々と面白そうな領域はありそうだなと。
  • 谷口 みんな一度は思ったことはあるかもしれないんですが、新規事業立ち上げとかカッコイイじゃないですか。
  • 卜部 立ち上げに関わりたい?
  • 谷口 立ち上げに関わりたいというか、0からモノを作って収益化させるっていうのをどうしても成功体験として積みたいというのが僕のキャリアプランとしてあって、出来ればそれを2回積んでおきたいんですね、この会社で20代のうちに0から収益化というのを2回やりたいと思っている。それの1個目のチャンスが来たので、断る理由は何もなくてやると言ってやったら結構、、これ書けないな。
  • 一同 (笑)
  • 谷口 3年ぐらいやっているけど、辿りつけなくてやっているという。ちょっと焦り始めてる。
  • 越川 今お幾つでしたっけ。
  • 谷口 今年27ですね。
  • 越川 まだ3年あるのか。
  • 谷口 段々時間がないんですよ。28ぐらいになった時に2個目初めないといけない。
  • 越川 んで2年でなんとかしないといけない。
  • 谷口 そうですね、まあ1個目でそれぐらいの経験が詰めればいいので2個ってのはあくまで目安ですけど。
  • 卜部 当然次はもっとうまくいくだろうみたいなところあると思うんですけど。
  • 谷口 いやーめちゃくちゃありますね。ありますね。そうですね会計の制度すら理解していない状態で最初作っていたので、もうちょっと最短ルートあっただろうみたいな。結構、今思うとありますね。
  • 卜部 でもそれは難しいところで、勉強したほうが最短で行けるかって言うと実は勉強をすればするほど、どこまで作ればいいかがディテールが積み重なっていくから、とりあえずこんくらいで出来るんじゃないのみたいな脇の甘い状態で始めるほうが始めやすさはあると思う。
  • 谷口 それ、とてもありますね。めちゃくちゃ舐めてましたからね僕、最初。半年ぐらいである程度システム完成するだろうと思ってて。作っていったら全然完成しなくて。こんなに深い森の中を迷わないといけないんだっていう。でもまあだからこそ始められたっていうのは仰るとおりで本当にありましたね。今いる会計にめちゃめちゃ詳しいメンバーとか多分どこまでやらないといけないか見えちゃうので、0からだったやらないみたいなことをたまに話していたりします。
  • 越川 自分だったらやらないみたいな。
  • 谷口 そうですね。なのでまあ知らなくてよかったなですね。
  • 越川 そうか、森の深さを知っているとそもそもそこに行くのやめちゃう可能性があるのか。
  • 谷口 そうなんですよね。3年かけて、思い描いている完成に辿り着けていないとはおもっても居なかったので、そうですね、知らなくてよかったってホント思いますね。それでプロ向けのクラウド会計ソフトとしていま一番として今サービスとして提供ができているので、結果良かったなと思いますね。それでそういう会社が2社ぐらいあるから大手も、絶対無理だと思ってたけどどうやらなんか出来るんじゃないかと思い始めて入ってくるっていう。誰もがダメだと思っていたことを答えの近くまで辿り着いたことによって、ダメだと思っていた人も参入してくるっていうのは結構ドキドキしますね。
  • 卜部 あ、やれば出来るんだみたいなね。
  • 谷口 そうですね、そうですね。そういう結構影響力の大きいことをやっているっていう、この会社に入ってやらせてもらっているというのはありがたいなって思いますね。この会社のサービスって、すごい影響がでかいんですよね。PFMにしてもMFクラウドにしても、日本のさきがけとして、Fintechさきがけとして、Fintech研究所みたいな所が政策にも噛んでいたり。PFMの方で何もしたくないけど家計簿つけたかったみたいなひとが自動で家計簿が付けられるようになっていったりとか。かなり影響力の大きいことをやっているので。
  • 卜部 誰もやっていなかったことをやり始めたてのが大きいんじゃないですかね。
  • 谷口 ホントに幸運なことですね、この会社に居られて。

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比較的歩いている方

  • 卜部 でも、そうはいっても谷口さんがこの会社に入った時と比べて状況も変わっていると思って、そもそも従業員数も増えてますよね。
  • 谷口 最初10人ぐらいでしたね。
  • 卜部 その頃はどんな感じでした?今と雰囲気全然違う感じですか。
  • 谷口 あー、全然違いますね。入社した頃に、友達に会社どんな感じって聞かれて、サークルみたいな感じって答えたんですよ。
  • 越川 サークル。
  • 谷口 サークルぽい雰囲気なんだけど、どうやらいろんな会社でかなりゴリゴリ成果を上げてきた人達が集まってるぽくて安定感がなんとなくあって雰囲気はサークルぽくて、不思議な感じでまだちょっと僕の実力ではよく分からないみたいな、感じた覚えがありますね。
  • 越川 確かに、経歴とか見るとそうですよね周りの。
  • 谷口 そうなんですよね、みんなそもそも前職での年収が4桁万円なわけですよ。で、そんな人達がキャリア投げ打ってやっている。
  • 越川 なんでサークルやってるんだろうみたいな。
  • 谷口 そうそう。すっごい楽しそうだし。ココはなんか面白い会社だなって。
  • 越川 逆にその当時と変わってないことってありますか。
  • 谷口 変わってない部分。そんなに変わったとも思ってない気がしますね。
  • 越川 規模が変わった?
  • 谷口 そうですね、規模が変わって組織力みたいな。強化されてリスクをコントロールしてくれる部署があって安定感が増して馬力が強くなったてのはすごい感じますね。
  • 越川 なんか、小さい時の、あ、小さい時って会社が小さい時の。
  • 谷口 びっくりした、幼少期のって話かと思いました。
  • 卜部 幼少期のはなししたければ、
  • 谷口 いや、
  • 越川 なんだろ、その創業メンバーとの距離感ってかなり近かったと思うんですよ。今ってその辺どんな変化があります?変わってないのか、より近くなったのか。
  • 谷口 話す時間は圧倒的に減りましたよね。創業当初とか家計簿もまだすごく未完成で、初めてスマートフォンアプリ出したとかそういう段階の時って辻さんスゴい暇そうだったので(笑)辻さんずっと社内にいたし、暇そうで差し入れする人みたいな。
  • 一同 (笑)
  • 越川 作っている時期はそうかもしれないですね。
  • 谷口 作るしかないフェーズだったので。そういう時期もあったりして、今はステージも全然変わって、辻さんも社長業でめちゃくちゃ忙しいていう時期だったりするんで。距離感は変わって、まあそうですねえ。前は隣か隣の隣にいるとかそういうレベルだったので、思ったことをポンと言えたりとか。けど、まあ経営者との距離はある程度遠くはなったけど、僕自身は昔から居るので気になったことは直接言えたりしますけど、後の方から入ってくると最初から距離が遠いので、会社に対してのネガティブな感情とかそういうものを話す機会を持てなかったりする。届いていないネガティブさみたいなところ、ちょこちょこ目に見えるようになってきてる。そこは古株がなんとか吸収していって解消していかないとなっていうのは義務感として感じていますね。
  • 越川 それはありそうっすよね。
  • 卜部 強制的にオフィスに居る時間とかあるといいんですかね。オフィスアワー。
  • 谷口 あー何曜日は絶対みたいな。辻さんオフィスに居る時は積極的にウロウロして色んな人と話しているじゃないですか、それって結構そういう意識の表れなんだろうなって。
  • 越川 あれスゴい意識してやってますよね。
  • 谷口 ああいう活動を見ると経営者本人たちだけじゃなく古株は助けないとなってのは結構思いますね。
  • 越川 古株も歩けばいいんじゃないですか。
  • 谷口 まあそうっすね。
  • 越川 割と歩いているか。
  • 谷口 比較的歩いている方かもしれない。
  • 越川 それはなんか私は入社していいなと思いました。辻さんがああいう風に歩いて。新入社員のところにも必ず行くじゃないですか。
  • 谷口 そうですね。
  • 越川 ああいうの好きっすね。

CTO多分5人ぐらい居てもいいと思う

  • 越川 話してないことって言うと、「どんな組織で働きたい」ってのが書いてあるけど。
  • 卜部 あー、自分が。
  • 越川 どんな組織なんだよ、っていうのがイコールかなと言う気もしつつ。
  • 谷口 そうですね、どんな組織で働きたいか。
  • 卜部 これまでこの会社が大きくなるのに合わせてっていうか、それずっと横で見ながら働いてきたと思うので、ある程度チームビルディングみたいなところはコントロールしてこれたとは思うんですが。
  • 谷口 うーん。
  • 卜部 そうでもない感じ。
  • 谷口 なんかまあ、会社への貢献心が強いひとが多いので、結果としてチームビルディングはそんなにエネルギー割かれずに今に至ったみたいなところはあるかもですね。ただ100人超えた規模とかになってくると人事の役割がめちゃくちゃ大きい。会社全体としてのチームビルディングみたいなのは人事中心に結構意識してまとまっている面も結構あるんだろうなと思いますね。
  • 卜部 でもいいんですよ、こんな風にしていきたいとかでも。
  • 谷口 組織に対してですよねー。
  • 卜部 もうちょっとチームを細かく切りたいとかもうちょっと大きい方が良いとか。
  • 谷口 それは難しいんですよねー、チームが小さくなりすぎてセクショナリズムみたいなのが発生はするので。まあそれなりに発生しているとは思っているのでMFクラウドとして動いているんだっけみたいなところはあるけど、各チームの最適化になってないっけとかそういうのは正直自分自身ある。そこはただ、今みたいな単位で切ったほうが明らかに速度は速いのでフェーズとしては今こうかなって思ったりはしますけど。組織としてはMFクラウドをまとめる技術者を1人立てたりして技術的にサービスが優位性を保つ、もしくは強化してくためにどうするべきかっていうのを調整できる人。今後は1人必要になってくるフェーズがそろそろ来るかなと。
  • 卜部 そういう意味だと今そんなにテックリードみたいなポジションでって言うわけではないですよね。そのポジション募集すればいいんじゃないですか。
  • 越川 まさにその辺考えているよねえ。MFクラウド直下付のチームを作ろうっていう話をしててね。
  • 谷口 そうですね、なんか技術的な強さは僕にはないのでMFクラウドとしてどういう価値を提供するかというのを定義するのは僕はやるべきかなと思っていたりするので、そこは頑張ろうかなと思っていて。そこで強めに傍を触れる技術の強い人が欲しい。
  • 卜部 ある程度技術的なビジョンというか自己主張のあるひと。
  • 谷口 こうこう、こういう未来をサービスとして目指すのであれば、技術選定はこうであるみたいなことがないとそのうち破綻すると思うので。
  • 卜部 いいですね、そういうの。
  • 谷口 出来れば一杯欲しいですね。
  • 越川 各観点のCTOみたいなね。
  • 谷口 CTO多分5人ぐらい居てもいいと思う。CTOにも役割はたくさんあるのでCTOは引き続き浅野さんでいいんじゃないかな。外向きという意味でも。
  • 越川 そうそう。
  • 卜部 いわゆる経営層という話にもなってくるので、浅野さんで何の問題もないと思うんだが。経営層としてのCTOとは別にって話ですよね。技術的なジャッジメントとかテックリード的なひとが。
  • 谷口 言語ごとに1人ずつは必要ですね。
  • 卜部 ワードプレスとか。
  • 越川 技術部がこれからスマホチームも入ってくるし、そういう感じになるんですかねえ。
  • 谷口 技術部にビジネス的にはこうっていうインプットを提供できるよう、二人三脚しやすいように。

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ただただレベル高くコード書いていく

  • 越川 1時間10分、ちょうどよいですね。
  • 卜部 あとなんか、こう読んでいるエンジニアに向けて何か。
  • 越川 こんな君を待っているみたいな。
  • 谷口 うちってFintechの文脈で有名な会社だったりしますけど、中でやっていることは一般的な事をただただレベル高くコード書いていくだったりするので、まあそこはあんまり身構えずにフラットにうちを見てもらいたいみたいなメンタルブロックを外したいってのはありますね。あとはユーザーにフォーカスしているってみんなよく言うけどウチはその中でも相当強くユーザーにフォーカスしていると僕は信じているので、ユーザーと同じ目線に立って、ユーザーにとってどういう価値が必要でっていうのを短期的な目線だけじゃなくて長期的な目線だとどうかっていうのまで考えてモノづくりをするってことに共鳴できるような人と一緒に働きたいと思っています。
  • 卜部 じゃあ、いい締めの言葉をいただきましたので、あとこんなこと聞いておきたいってのがなければ。
  • 越川 なんとなく、こう谷口くんの30代,40代の目標みたいな。
  • 谷口 いやーなんでしょうね。
  • 卜部 人間として、
  • 越川 人として、
  • 谷口 さっき話したみたいに、20代のうちに0から収益化する経験を積みたいです、と。それが出来れば何でも出来るようになると思っているので、 30になったら先のことを考えますッて思ってます。自分の選択肢を広げておきたいのがいまの20代のテーマで、30代になったらやりたいと思ったことを実現できる実力さえあれば何でもできると思っているので、その時やりたいことをそんときやります。
  • 一同 かっこいい。
  • 谷口 そういう、自由が欲しくて今頑張ってる。なんでも出来れば自由だと思うので。
  • 卜部 では以上で。
  • 越川 すごいほんと色々聞けた。
  • 谷口 多分、4-5倍話しましたね。
  • 卜部 さすがに言っちゃまずいこともあると思うんで後で多分。
  • 越川 一旦起こして、そのあと削ってみたいな感じで。
  • 谷口 そうですね、消す前のやつを社内向けに出すとか。
  • 越川 そうそうそうそう。
  • 卜部 スゴくいい話が聞けましたありがとうございました。
  • 谷口 お時間頂いてありがとうございました。

最後に

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