MoneyForward Meetupレポート「社内キャリアチェンジ」

広報の青木です。

マネーフォワードでは、気軽に遊びに来ていただける場として、MoneyForward Meetupという交流会を開催しております。

今回は、「社内キャリアチェンジ」をテーマに開催し、エンジニア、ディレクター、CS、CTOがマネーフォワードにおける”キャリアチェンジ”について、様々な角度からお話いたしました。

MoneyForward Meetup vol.9 (社内キャリアチェンジ) – connpass

器用貧乏の生存戦略

最初の発表は、MFクラウドファイナンス エンジニア兼プロダクトマネージャーの加藤より発表させていただきました。

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加藤は、常日頃から、遺言サービスビジネスモデルキャンバスなど、自分が「ほしいなぁ」と思うサービスをゼロから作っています。マネーフォワードに入社直後は、「全サービスに携わりたい」ということで、横断的に開発に携わる「技術部」に所属し、様々な『MFクラウドシリーズ』のサービス開発に着手します。

入社した加藤は「この会社は優秀なエンジニアが多い」と気付きますが、それは成長機会に恵まれると同時に、優秀な人に淘汰される可能性があると考えます。そして、「自分が最もValueを発揮できる領域を探そう」と行動を起こし、次に挑戦したのはマーケティング部所属のエンジニアでした。当時のマーケティング部は、他部署のエンジニアによって様々なタスクが分担されており、誰か一人が専任でジョインした方が費用対効果も良いのではと考え、自ら手を挙げたとのこと。結果的にマーケターとエンジニアを兼ねることで、ツールの導入などが非常に円滑に進むなど専任が居ることで捗る案件も多く、数々の学びがあったようです。

その次に挑戦したのが、資金調達サービス『MFクラウドファイナンス』でした。当時は類似サービスもなく、これまで当社で開発してきた業務アプリケーションでもなかったため、書籍などから融資関連情報の収集に励みますが、リサーチを進めるうちに「この仕事はマネーフォワードでなきゃできないし、マネーフォワードがやるべきだ」と考えるに至り、リリースまでこぎつけることになりました。リリース後、融資スキームに興味をもった加藤は、プロダクトオーナーというポジションにも挑戦。加藤は、「プロダクトオーナーとは、決めて前に進める人である」と語ります。コードを書くことよりも金融機関への電話の方が多い日があり、日によってはコードを書かない日もあるようですが、そういった一つひとつにも学びがあるようです。

まとめとして、マネーフォワードはやりたいことに色々挑戦できる会社であるということ、意欲があればチャレンジできる環境だということをお伝えしました。

エンジニアに頼むより自分でやった方が早かった

次に、元CSで、現在は『MFクラウドシリーズ』のディレクターをつとめている野崎よりお話させていただきました。

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野崎は、前職ではコールセンターのオペレーター、SV、営業から、運用スキーム設計やルーターのキッティングなど、幅広い業務に携わっており、マネーフォワードにはCSメンバーとしてジョインしました。自社サービスのCSは初体験だったこともあり、サービス情報をキャッチアップし、これから簿記試験を受けようか…など、とてもわくわくしていたとのこと。

そんな中ではありましたが、なんと野崎は入社直後に異動することに。異動先は、『MFクラウド給与』のディレクター。開発側、CS、営業など様々な立場の要望をとりまとめるこのポジションのことを当社ではPMOと呼称していますが、当時のマネーフォワードには、そういった役割が存在していませんでした。具体的な仕事は、仕様検討、ワイヤー作成、工数調整、スケジューリング、外部企業との調整、こぼれ落ちるタスクの取り纏め…など非常に多岐に渡りますが、一方で守備範囲が広いことにより、結果的には様々な知識が身についたとのこと。『MFクラウドシリーズ』は業務ツールなので、給与計算に関わる労務知識、マイナンバー制度、法令の条文の読み方、仕様・ワイヤーの書き方、GitHub、SQL、Railsの知識などなど、多くのことを学ぶことができました。

「自分でやった方がよかった」というタイトルは、エンジニアとのコミュニケーションの中で「簡単な文言変更、コピペのコードなどは自分自身で出来た方がお互いの手間も減るのでは?」と思ったことが由来になっています。新しいことをやるのは楽しい、誰かに必要とされている、自らの仕事領域で自分よりも経験が豊富な人が居るなら自分自身も行動を起こそう…といったことを考え、進む道を選択していきました。

仕事は誰の為でもなく決まっている物でもない。吸収力と観察力を常に持ち、自分の為に何かをやることが結果的に誰かの為になり、それが仕事になる、ということをお伝えし、発表のまとめとしました。

ここは俺に任せて先に行け!

続きまして、カスタマーサポート本部 本部長の木代よりお話させていただきました。木代が本部長を務める同部署は様々な部署に人材を輩出しており、ここでは「キャリアチェンジをするメンバーをマネジメントする立場」という角度での発表となりました。

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木代自身はCSの経歴が長くキャリアチェンジは経験していないものの、自部署のメンバーが活躍して営業や開発側に異動すること、CSでの経験を活かしてメンバーが異動することに関しては、「新しいチャレンジとして応援する!」という意図から、「ここは俺に任せて先に行け」とタイトルを付けたとのこと。とは言え、「本当にいってしまうの…」という場面もあり、リソースが豊富でない中での貴重な人材の異動には苦労することもあるようです。MVPを受賞したエース候補が営業へ、1日あたりのチャット対応数歴代1位をたたきだしたメンバーがPMOへ…といった主力メンバーの異動よって辛い側面はあるものの、メリットもあるようです。

異動先の部署としては、サービスの仕組みやユーザーの視点を理解し、即戦力になれるメンバーを確保でき、教育コストが削減できる点がメリットとして挙げられます。CSチームとしては、先程の野崎のようにCS経験があるメンバーが開発側に異動する際や、送りだしたメンバーが所属部署とのブリッジ役になる場合、ユーザー視点やCS視点で考えてくれる、CSの状況も含めた適切な回答を得られる、部署横断案件の調整や進行がスムーズになるなどの効果もあり、コミュニケーションコストが削減できるということでした。

CSのキャリアプランという観点では、CSは顧客対応という道を極める人も居れば、そうでない場合もあり、一般的には融通が効き辛いとみられている部分もあるかもしれないと話します。一般的にはそういったことがいわれる職種ではあるものの、当社に置いては惹きが多いというのは良いことではないかとのこと。

一時的な痛みは伴うものの、これらのように全般的には結果としては良いことづくめであるということをお伝えし、発表の締めといたしました。

器用貧乏をこじらせて、いつのまにかCTOになっていた

最後に、2016年にCTOに就任した中出よりお話させていただきました。

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まずは、今発表をきっかけに、器用貧乏の意味を調べた所、「なまじ器用であるために、あちこちに手を出し、どれも中途半端となって大成しないこと。」「器用なために他人から便利がられてこき使われ、自分ではいっこうに大成しないこと。」などの意味があるとお伝えしました。

中出は、1社目の会社では、入社時は最年少、退職時にはエンジニアとしては社歴最長になり、この際に途中基幹システムのリニューアル等によって苦労したこともあり、送り出す側として働いていたということ。2社目のSIer時代には、苦戦した大規模プロジェクト、火消しとして参加する案件の増加、フルスクラッチ開発のアーキテクトなどなど、器用貧乏としての道を進むことになりました。

マネーフォワードに入社後は、金融関連サービスとの連携部署、Railsでのサービス開発を経て、自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』開発部門へ異動し、人手が足りなければあらゆることに挑戦し、気付けば部長に。その後、横断的にサービスを開発する技術部に異動し、インフラやミドルウェアなどに目をつけ、インフラを全て置き換えたり、DBのバージョンアップで75億のレポートを移行したり…そんなことをしているうちに中出はCTOに就任したのです。

まとめとして、「このスキルを身に付けたいという訳ではなく、組織における課題だと思うことにコミットしてきた」「手薄になっている仕事の穴を埋める」ということが中出が歩んできた器用貧乏としての道だったとお伝えしました。

パネルディスカッション

パネルディスカッションでは、皆さんからいただい質問を中心に様々な議論を展開いたしました。一部のみ抜粋させていただきます。

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どのような判断基準でキャリアチェンジを考えれば良いのか?

加藤:「自分が何をしたいかどうか」や「優秀な若手にできないことをやろう」といったこと以外に、「組織のボトルネックを探して、自分がバリューを発揮できる領域に挑戦しよう」と考えていたりします。

野崎:判断基準はないのですが、僕自身は何かが降りかかってくるタイプです。例えば炎上案件の火消しだったり。僕自身の考えとしては、必要とされていて、その案件で誰もやる人がいない場合、自分がコミットしよう、と考えることが多いです。

異動後は、どのようにスキルアップされていますか?

野崎:スキルアップというように捉えていないですね。やらなければいけないことに対して必要なことを身に付けると自然とスキルになっているパターンが多い気がします。

部下のキャリアパスをどうお考えですか?

木代:優秀なメンバーが多く、自然と育ってくれているので、意識して教育していることはないのが正直なところです。ただ、開発側と距離が近いことが当社の良い部分だったりするので、部署として常にプロダクト開発に携わることを意識しています。別の観点からですと、技術的な知識を持っている方がCSに異動してくれたりすると良いなぁと思いますが、現実的にはそういったケースはあまりないのかなとも思っています。

キャリアチェンジをして良かったこと、苦労したことは?

加藤:悪かった点としては、最前線というエンジニアではないので、最新技術や複雑な開発からは離れてしまい、開発知識への欲求は高まります。一方で、良かったことは、新規サービスの際には、ビジネスの進め方や、スキーム設計、経営企画や法務など開発チームに居る時には関わることがない人たちの動きもみることができたりします。マーケティング部などは、外からだと何をやっているが不明になりがちだけど、意外と泥臭い作業をしていて、エンジニアリングだけでは見えていなかった部分に携わることができ、広く深い方法を学べたことを良かったです。
プロダクトオーナーとなった今もそういった知識があるからこそ、今できていないこともわかったりします。

野崎:良かった点はいろんな知識を幅広く身につけられたこと。それ以外には、今後のキャリアにおいて選択肢が増えるという点が良かったと思っています。苦労した点としては、一時的にはパフォーマンスが落ちがちなので、そういう時はストレスを感じるかもしれません。

最後に

懇親会では、今回も多くの方にご参加いただきました。ここからは発表者以外の当社メンバーも参加させていただきました。各々のキャリアチェンジ、今後のステップなどについて様々な意見交換が交わされ、夜は更けていきました。

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今回ご来場いただいた皆さんも、残念ながらお越しいただけなかった皆さんもありがとうございました。

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