2020年のマネーフォワード

こちらはMoney Forward Advent Calendar 2019 25日目の記事です。

こんにちは、マネーフォワード CTOの中出(なかで)です。
2019年の振り返りと2020年の抱負を書いてみたいと思います。

 

2019年のマネーフォワードの振り返り

2019年を一言で表すと 拡大 の一年でした。

Advent Calendar 1日目の記事2日目の記事 の通り、2019年のマネーフォワードは将来の事業成長のために積極的に開発組織への投資を行いました。

1月にはマネーフォワード Vietnamで100名体制の開発組織を構築するための開発拠点をオープンし、2月には福岡に続く国内開発拠点を京都に開設、3月にはマネーフォワードの持つデータを元に新たな価値を創造するためMoney Forward Labを立ち上げ、すでに研究者がいくつかの研究を開始しており研究成果が形になってきています。

またエンジニア・デザイナーは1年間で160人規模から280人規模に拡大し、2018年から積極的に採用を始めた新卒エンジニアも40人を超え、外国人エンジニアも増えました。
年齢や性別、地域や国籍を問わないエンジニアのダイバーシティーとエンジニア同士のリスペクトに溢れる開発組織を構築することができました。

多くの優秀で才能と熱意あふれる仲間に恵まれ、プロダクト開発や基盤開発、技術的負債の解消など多くのことに同時に取り組めるようになりました。

 

2019年の社会の流れとマネーフォワード

キャッシュレス化

2019年はQRコード決済の普及や消費増税に伴って実施された「キャッシュレス・ポイント還元事業」によりキャッシュレス化が一気に加速しています。

それに引っ張られるように『マネーフォワード ME』の利用者数の伸びも加速しています。

これまでは年間100万ユーザ程度の利用者数の増加でしたが、2019年は200万ユーザに迫る成長となりました。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

2018年以前からあったキーワードではあるのですが、2019年は特に目にするようにりました。
経済産業省のページでも、中小企業の経営力の向上は一つの大きなテーマになっていて、以下のように生産性の向上が急務であると書かれています。

約360万者。
これは、2016年時点外部リンクでの中小企業・小規模事業者の数だ。全企業数の99.7%を占め、日本の雇用の約7割を創出している。この国の経済にとって、彼らの成長は欠かせない。
そんな中小企業を取り巻く状況は厳しい。国内の労働力人口は減少の一途を辿り、多くの事業者が人手不足に悩まされている。中小企業にこそ、生産性向上が急務だ。

書かれていることは異論はないのですが、多くの中小企業にとって独力でDXや生産性向上を進めていくのはハードルが高いというのが所感であり、この辺りはマネーフォワードがもっと努力して中小企業に貢献していかなければいけないと反省するところだと思っています。

 

2020年のマネーフォワード

そもそもマネーフォワードはどこを目指しているのか?

マネーフォワードは、世の中からお金の悩みをなくして、もっと人々が色々なことに自由にチャレンジしたり、豊かな人生をおくれるような社会を作ることをミッションとしています。

まだまだ世の中の人々のお金の悩みは尽きません。

お金の問題が原因で、新しい事にチャレンジできなかったり、やりたいことが自由にできずに、人生が制限されていることがあります。
そういった社会の問題を一つ一つ解決すべく、私たちは価値のあるサービスを提供していかなければなりません。
お金の課題が存在するのであれば、それはマネーフォワードが解決すべき課題であり、それこそが会社の存在価値であると考えています。

マネーフォワードでは2019年中に行ったサービス開発体制の拡大を生かして2020年は以下の4つの方針でサービス開発を進めようとしています。

アグリゲーションや機械学習によるさらなる自動化・省力化の推進

アグリゲーション対象のデータの種類の拡大を進めます。
これまで銀行やクレジットカード、ECのデータなどをアグリゲーション対象としていましたが、さらなる自動化や見える化のために収集対象を拡大します。
これまではユーザーの手作業によって入力が必要だったデータも自動的に反映可能にしていきます。
あわせてMoney Forward Labの研究成果や機械学習の技術を使って手作業による入力の量や頻度を低減していきます。

ターゲットユーザー毎のサービス企画と開発体制の構築

『マネーフォワード クラウド』では個人事業主・中小企業・中堅企業などの複数のターゲットユーザーを持つサービスがあり、ターゲットユーザー毎に求められる機能やその優先順位が異なる場合があります。
これまでは一つのサービスのプロダクトチームが全てのターゲットユーザーを考慮してサービス開発を行っていましたが、2020年からはそのやり方を見直して、ターゲットユーザー毎にサービス企画や開発体制を構築するように移行していきます。
それによってよりユーザーの目線に立ったサービスの改善を実施していきます。

マイクロサービス化の推進

マネーフォワードでは3年前から徐々にマイクロサービス化を進めていましたが、2020年は全エンジニアの10%程度をマイクロサービス化の推進に専念させる計画になっています。
マイクロサービス化は複数のサービスを疎結合にしていくことや大型化するプロダクトチームをスモールチームに分割することを目的としています。
またマネーフォワードではこれまで全てのサービスをRuby on Railsで開発していましたが、マイクロサービス化の推進においてはGolangとKubernetesをベース技術として開発を進めていきます。技術の幅を広げることができるのも開発体制の拡大によるところです。

より多くの新規サービスの開発

これまでも毎年新しいサービスをリリースしてきましたが、2020年もおそらく10個程度の新サービスをリリースいたします。
東京だけではなく、福岡、京都、ベトナムでそれぞれ新サービスの開発を計画しており全ての開発拠点をフル活用してどんどんユーザーに新しい価値を提供しています。

 

まとめ

マネーフォワードは2018年11月期の通期決算において、2018年12月に公募増資によって調達した約66億円の資金を主にクラウド事業の拡大のために活用すること、そして2021年11月期でEBITDA黒字化を達成することを発表していました。
2019年に行ったエンジニア組織の積極投資はその方針に沿ったものであり、2021年11月期のEBITDA黒字化に向けても着実に収益基盤とキャッシュフローの創出力を強化しています。

2020年は2021年11月期の黒字化に向けての非常に重要な一年です。この一年でさらにエンジニアリングのアウトプットを向上させ、ユーザーのお金の課題解決に貢献出来るようにサービスの改善に取り組んで行きます。

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