QAが開発にチームに入り込むときにやっておきたい、”何もしない”から始めるQA活動

こんにちは!マネーフォワードのHR領域でQAエンジニアをしている森田です。

前回に続き、2回目のエンジニアブログ投稿になります。

現在私は、クラウド勤怠チームのQAスキル向上を目指して奮闘中です。
今回は、その最初の取り組みについて紹介します。

HR領域のQAグループが目指している方向性については、こちらをご覧ください!
QA組織立ち上げ奮闘記〜想いが人を吸い寄せる〜

前提

HR領域の開発チームとQAチームはそれぞれ別のチームとして存在しています。
これまで、HR領域ではQAチームはなく、開発チーム内で設計からテストまで実施して、サービスをリリースしていました。
そして、開発チームがQAのことを全く知らない可能性があるという状態でした。

背景

いきなり他のチームの人が入ってきて、あーしろこーしろと言われても、受け入れてもらえないのでは、という心配がありました。また、私がどんな人かを知ってもらわないと、言葉の説得力もないと思います。

そこで、“何もしない” から始めることにしました。

“何もしない”を実行する

“何もしない”とはいいつつも、全くアクションを起こさないわけではありません。
“何もしない”とは、「口は挟まないけれど、伝えることは伝え、把握することは把握する」という意味です。

  • 口を挟まない
    • もっとこうしたら良い、こうすべき、とアドバイスしたいのをグッとこらえる
  • 伝えることは伝える
    • 自分(QA)は何者かを話す
  • 把握することは把握する
    • スクラムのミーティングに参加する

自分(QA)は何者かを話す

まずは、HR領域の開発メンバーに、QAに対する意識調査を実施しました。

👆実際にSlackで行った、QAに対する意識調査

宇宙人、医者、懐中電灯……など様々な回答が返ってきました。
「宇宙人という回答が一定数いるんだな」とわかったのは、とてもよい情報でした。
この情報は、プレゼンテーションの内容に影響します。QAとは何かを知らない前提で作成することができるからです。

そしてこの結果を元に、プレゼンテーションをしました。


👆QAが懐中電灯のような存在になりたい、と伝える。

※懐中電灯の解説についてはこちらの記事をご覧ください。
マネーフォワード QA組織の歴史を紐解くと、様々なチームの形があった

※Connected HRについて気になる方はこちらの記事をお読みください。
マネーフォワード クラウド人事管理が実現するHRのDX化と描く未来

スクラムのMTGに参加する

最初は発言はせずに、静聴していました。
もちろん、何も聞いていないわけではなく「あえて口を挟まない」ことを心がけます。

これは、自分を知ってもらうための活動でもあります。自分を知ってもらうためには、相手のこともよく知る必要があるためです。
さらに、静聴していると問題点や課題点が見つかりやすいというメリットがあります。

丸々一ヶ月はこの活動を続けました。徐々に、開発の進捗などを確認するような問いかけをしました。
何も口を挟まないけれど、伝えることは伝える状態を作ることで「あえて黙っているよ」を演出していました。

話したことで起きたこと

「懐中電灯」というワードは、QAが何かを知らない人にとってもイメージしやすく、立ち上がったばかりのQAチームが入り込むフェーズではとても有効でした。

さらに、私たちが目指しているQA像がメンバーはもちろん、採用候補者の方にも伝わったことで、ビジョン共感型のチームづくりにつながりました。

スクラムMTGに参加し続けて起きたこと

静聴によって、現状の考え方や状態を知ることが出来ます。
どこまで自分たちで考えて実行しているのかを観察することで、素の状態を理解することが出来ます。

そうして、様々な課題を見つけました。そこからまず自分が最も貢献できる課題を2つピックアップし、改善を始めることにしました。

  • 開発プロセス不透明さ
  • 認識の齟齬

以降QAは懐中電灯のライトをつけ、次の改善へと進むのでした。

最初の実際の取り組み例は、こちらにあります。
品質可視化のはじめの一歩!開発プロセス可視化にPFDを使ってみた話

参考

JaSST’21 Tokyoに参加しました。
上記ブログより引用

- まず"ストーカーっぽくなっていないか?"という自問自答が必要。
  - テストやQAは品質第一が正義と思って動いてしまうが、そうではなく、"開発者の目線になる"ということが必要。
- 最初から指摘するのではなく、とことん寄り添って仲間としてより良くするための提案をするスクラム参観を実践してみるのも良い。

おわりに

何もしなかったことで見えてきた課題を整理して、いよいよ次は具体的なアクションを実行するフェーズに入ります。
開発プロセスの可視化とチーム内での認識合わせを行ったのち、
– Pull Request上でのテスト観点レビュー
– 結合テストケースのレビュー

を実施しました。

実はすでに失敗したりもしました。これらの失敗談も含めて順次公開していきます。
今すぐ何を失敗したかを知りたい方は、ぜひカジュアル面談しましょう!(笑)

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