はじめに

「貯蓄から投資へ」の動きが、なかなか進まない日本人(個人)の資産運用。その現状を改善しそうなサービスがFinTechスタートアップから登場しました。

それが日本初のスマホ証券「One Tap BUY」です。2016年4月25日にモニター利用を開始した「One Tap BUY」は、6月1日に正式にサービスをローンチしました。

証券業界にインパクトを与えること必至のこのサービス、具体的にはどのようなサービスなのでしょうか。これまでのネット証券とはどこが違うのでしょうか。「One Tap BUY」に話を聞いてきました。


日本初のスマホ証券「One Tap BUY」とは

――2016年6月1日のローンチに向けて1,000名のモニター利用を行うなど、着々と準備をされてきた印象がありますが、そもそも「One Tap BUY」とはどんなサービスなのでしょうか?

One Tap BUY: 当社は、2015年12月17日に証券会社(第一種金融商品取引業者)として関東財務局に登録されたスマホ専業証券です。

4月後半からモニターの皆様にもご協力いただき、6月1日に「日本初の3タップで株の売買ができる、証券取引アプリ「One Tap BUY」をグランドオープンすることができました(iPhone版Android版同時オープン)。

――貴社は「証券会社」とつかないようですが、他の証券会社・ネット証券とはどう違うのでしょう。特長を教えてください。

スマホに特化しているのが、最大の特徴です。具体的には、5つの特徴があります。

1. 取扱銘柄は、すべて1万円から購入できます。しかも、基本的に24時間365日注文が可能です。

2. アップル、アマゾン、スタバ……誰でも知っている米国企業30社の株が買えます。

3. 3タップで、簡単に株式売買が可能です。判断が難しい注文方法や株数、株価を入力する必要がありません。

4. スマホを横にするだけで売買履歴(タイミングや損益の推移)を、グラフで閲覧可能です。

5. 取扱銘柄の「企業物語」や「投資の心構え」「税金」「入金」などの手続きを、マンガで説明しています。

――取扱銘柄が米国株式だけというのは珍しいですね。しかも、Facebook、コカ・コーラ、ディズニーなど、誰もが知っているような世界的な有名企業の銘柄しか取り扱っていないのはなぜでしょうか?

あなたのまわりを見回してみてください。買いものならアマゾン、スタバでコーヒーを買って、フェイスブックをチェックしていませんか? 多くの米国企業が私たちの生活を豊かにしてくれていますよね。

私たちの生活に溶け込んでいる安心感のある企業がある一方、グーグルやアップルなど、さらに成長を目指す企業もあり、毎日のようにそれら企業のニュースが飛び込んできます。そのような安定性と成長性を兼ね備えた企業が多いのが、米国市場の魅力です。また、米国企業は特に株主の利益を重視した経営をすることで知られています。

なお、敢えて30銘柄に絞ることで、投資初心者の方にもラクに銘柄選びをしていただけるようにしました!