2017.06.19

ついに本格上陸 シェアサイクルは日本で成功するのか?

中国を席巻したMobike、日本での勝算

ついに本格上陸 シェアサイクルは日本で成功するのか?

現在、中国の大都市はいたるところが自転車置き場と化しています。

この自転車の“持ち主”、中国のシェアサイクル大手「Mobike(モバイク:摩拝単車)」が日本進出すると報道されました。14億人の巨大市場を攻略したシェアビジネスは、日本でも成功するのか? 現地からレポートします。


中国1億ユーザー「Mobike」が上陸

UberやAirBnBを代表とするシェアリングエコノミーサービスが話題ですが、今度はシェア“サイクル”、つまり自転車共有の最大手が日本に上陸すると報じられました。

自転車をシェアしようという動きはすでに日本でも広がっており、自治体のコミュニティサイクルや、セブンイレブン店頭を拠点とするレンタル自転車をNTTドコモの子会社が提供。6月末にはコンビニ100店舗で利用できるサービスへと成長しています。

同様にアメリカやヨーロッパの大都市圏でも、以前からこのようなサービスが提供されていました。

しかしその多くは、「使ったあとの自転車を決まった場所に返さなければいけない」という当たり前の手間を解消することができず、実際に普及しているとは言い難い状況です。

今回、日本進出を決めた「Mobike」という中国発祥のこの会社は、すでに中国国内で1億人以上のユーザーを抱える大手です。海外展開も積極的で、シンガポール、英国に進出を済ませ、17年末までに国内外200都市でのサービス提供を行うと宣言しています。

「街のすべてを駐車場に」

利用の仕組みは簡単です。各自転車にはGPSが搭載されており、携帯アプリ経由で自分の近くにある自転車を探して、QRコードをスキャンするとロックが解錠されます。

料金は種類によりますが、中国国内では30分につき0.5元または1元(≒16.5円)で乗ることができます。

そして降りる時は私有地以外ならどこに乗り捨ててもOK。つまりGPSによって発想を転換、街すべてを駐輪場としたことで爆発的に普及することになったのです。

中国の大都市は非常に広く、バスや地下鉄でもカバーできない「ラストワンマイル」の存在が生活者の悩みの種でした。また、もともと自転車が交通の足として広く使われていたため、道路インフラが比較的、自転車向けに整備されていたことも普及を後押ししました。

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