「iDeCo×ズボラ投資」初心者のためのお金の話

プロがiDeCoと投資の基本を解説

「iDeCo×ズボラ投資」初心者のためのお金の話

2017年から加入対象が拡大したiDeCo(個人型確定拠出年金)。税制優遇が受けられるとあって気になるものの、「難しそう」と二の足を踏んでいる人も多いのでは?

そこで、iDeCoの制度説明から申し込み書の書き方までをマンガで解説した『マンガで分かるiDeCoのはじめ方 ライバルはイデ子!?』と、投資は難しく、面倒というイメージに一石を投じる『ズボラでも「投資」ってできますか?』の出版記念コラボセミナーに潜入してきました。

まずは、『マンガで分かるiDeCoのはじめ方 ライバルはイデ子!?』の著者のひとり、高山一恵氏が講演。
続いては、『ズボラでも「投資」ってできますか?』の著者・高橋忠寛氏が登壇します。
進行は、Money&You代表取締役でマネーコンサルタントの頼藤太希氏が担当です。第3部はこの3人でトークセッション、Q&Aタイムがありました。


iDeCoは節税しながら自分年金を作れる制度

第1部に登壇する高山一恵氏は、ファイナンシャルプランナーでMoney&You取締役。

高山一恵氏:まず、『マンガで分かるiDeCoのはじめ方 ライバルはイデ子!?』出版にいたった経緯を説明すると平成29年1月から制度改正がありまして、ほとんどの国民がiDeCoに加入できることとなりました。

iDeCoに関する問い合わせが非常に増えていることを、私も実感しています。ただ、制度にはすごく興味があるんだけれど、申込書の記入でつまづいてしまう人が非常に多いんです。
そこで、漫画形式でわかりやすく申し込みの書き方を説明できないかと思いました。

さて、そもそもiDeCoとは何でしょうか。今回、会場には初心者の方も金融のプロの方もいらっしゃって、一番やりにくいセミナーなんですけど(笑)本日は、あくまで初心者の方に向けて。プロの方は、復習がてら聞いていただければと思います。

iDeCoとは、個人型確定拠出年金。任意で個人の方が加入し、拠出するものです。
加入者自身が金融機関を選び、かつ、運用する商品も自身で選びます。
そのため、将来受け取る年金は、選んだ商品と運用で大きく変わってくるところが特徴になってくるのかなと思います。

名前に「年金」とついている通り、受け取りは60歳以降。
一時金か年金形式か、それらを併用する形で受け取るかを選べます。
ざっくりひと言で言ってしまえば、iDeCoとは、「節税しながら自分年金を作れる最強の制度」なんです。

税制優遇が最大のメリット

iDeCoのメリットとはなんでしょうか。
まず、1つ目のメリットは税制優遇。
掛け金の拠出時と商品の運用中、それから年金の受け取り時、3つの場面で税制優遇があります。

2つ目は、iDeCoで選べる金融商品の手数料が一般よりも安いため、お得に資産を作れること。
iDeCoで選べる商品は、定期預金、保険、投資信託があります。
投資信託には、信託報酬というコストがあるのですが、これが一般で売られている商品よりも、iDeCoにラインアップされている商品のほうが安くなっているんです。

3つ目は、先取りでお金を貯蓄できること。
iDeCoでは、毎月、皆さんが指定した口座から掛け金が引き落とされます。
私もファイナンシャルプランナーになって10年以上。多くのお客様の家計相談に乗りました。
お金が貯まる人と貯まらない人の違いは、“先取り”で貯蓄できるかどうか。
iDeCoなら、強制的・自動的に貯蓄できますから、意志が弱くても老後資金が作れます。

3つ挙げたなかでも最大のメリットが「節税」です。これには3つのポイントがあります。
まずひとつは、毎月の掛け金が「小規模企業共済等掛金控除」の対象となり、所得控除にカウントすることができること。
その結果、所得税と住民税が減ります。
もうちょっと細かく言うと、所得税は還付され、住民税は翌年支払うものから安くなります。

2つ目は、運用中の利益が非課税になること。
通常、投資で利益が出た場合は、20.315%の税金がかかります。
iDeCoの場合、これがずっと非課税になるんです。その結果、効率よくお金を増やすことができます。

3つ目は、受け取るときですね。
一時金としてまとめて受け取るときは、退職所得控除が、年金として受け取るときは公的年金等控除が適応されます。

<メリット>
1:毎月の掛け金が「小規模企業共済等掛金控除」の対象となり、所得控除にカウントすることができる
2:運用中の利益が非課税になること
3:一時金としてまとめて受け取るときは、退職所得控除、年金として受け取るときは公的年金等控除が適応

ここまでメリットばかりを挙げてきましたが、気になるデメリットはというと……。

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