はじめに

子育てにはなにかとお金がかかります。食費、衣料費、習い事、塾、学費、下宿代などなど……、子供の進学先によって異なりますが、一般に大学までに2,000万円はかかると言われています。すべてを一括で用意する必要はありませんが、かなりインパクトのある金額です。

私事ですが、昨年末に子供が産まれまして、この2,000万という数字に震え上がっております。子供に不自由はさせたくないですし、やれることはやろうということで、さっそく「未成年口座」を作りました。

その理由は、自分も長年取り組んでいる「IPO」の抽選に参加して、少しでも子育て費用を捻出するためです。そこで今回は、満20歳未満のお子さまを持つ子育て世代の方々に、未成年口座開設のポイントや未成年でもIPOに申し込める証券会社についてご紹介したいと思います。

※取引主体として認められた親権者が子供の財産管理を目的として取引を行う場合は、借名取引には該当しません


そもそも「IPO投資」とは?

IPO投資とは、新しく上場する会社の株を抽選で手に入れ、上場初日に売却し利益を得る投資法のことです。会社が上場するということは、芸人で言えば「テレビに出て売れる」ということで、IPOする会社の多くは人気化します。

当選すれば、数万円から大きくなると数十万円の利益が出る案件も珍しくありません。株に詳しくなくても当選すればいいということと、無料で抽選できることから、筆者は「タダでできる宝くじ」と呼んでいます。

例えば、昨年上場した「LINE」は一口33万円で募集がかけられましたが、LINEの今後への期待感が先行し応募が殺到、抽選で株の当選者が決められました。そして、いざ上場初日、フタを開けてみると市場は49万円の初値を付けました。

つまりは、当選していたら一口16万円の利益が出ていたということです。ちなみに2016年、初値売りで最も利益が出た案件はグローバルウェイの110万円です。信じられないような額ですが、誰かは当選しています。

日米同時上場、LINEのIPOは儲かるか

ここで軽くIPO投資の特徴をまとめておきます。

IPO投資の特徴

○当選すれば数万から数十万円の利益
○抽選自体は無料
○スマホでもできる
○必要なのは運の良さ
○口座がたくさんあれば当選確率アップ
×全然当選しない
×当選しても損失が出る案件がある

近年、このIPO投資への参加者が急増し、当たりを引きにくくなっています。さらに、ライバルたちは10社以上の証券会社に口座を作り、各社から一斉に申し込むなど競争が激化しています。

ですが、IPOの案件自体は増加傾向にありますので、まだまだチャンスはあります。そこで、当選確率を高められる「未成年口座」は有力な武器になります。

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