2017.09.11

都心の1LDK、賃貸と購入 どちらがお得か比べてみた

忘れがちな修繕費用と住宅ローン減税

都心の1LDK、賃貸と購入 どちらがお得か比べてみた

地方から東京に出てきて一人暮らしを始めると、その家賃の高さに驚かれる方も多いのではないでしょうか。筆者自身も、地方ではファミリータイプのマンションに住める家賃で、ワンルームしか借りられないと知ったときの衝撃は大きかったです。


結婚後など、住宅ローン減税が使える50平米以上の広めの1LDKなどに住む場合、賃貸と購入ではかかるお金がどれくらい違ってくるのか、実際に比べてみたいと思います。

今の金利なら家賃より安く購入できる?

住宅ローンの低金利時代が続いており、結婚を機に住宅購入を考える方も多いかと思います。同じような住宅を賃貸するか購入するかで比較したとき、毎月の家賃とローン返済額はほぼ変わらないという物件も多くあります。

それでは具体例を見ていきましょう。賃貸家賃15万円、分譲価格4,000万円、表面利回り4.5%のマンションにかかる費用を比べてみたいと思います。

<毎年かかる費用>

賃貸購入
家賃1,800,000円ローン返済 ※21,354,968円
更新料 ※175,000円管理費等87,000円
修繕積立金120,000円
固定資産税140,000円
合計1,875,000円合計1,701,968円

※1:2年に一度、新家賃の1ヵ月分とし、1年分に換算した金額を計上しています。
※2:利率1%、35年ローンの場合で試算
※3:その他の費用は、一般的な数値をもとに概算計上しています。

このように、毎年の支出を比較すると購入に軍配が上がりそうです。次に、入居前に必要な初期費用について比べてみましょう。

<初期費用>

賃貸購入
敷金・礼金 ※1312,000円手付金4,000,000円
仲介手数料162,000円仲介手数料 ※21,360,800円
契約書印紙税30,000円
登記関連費用400,000円
不動産取得税240,000円
ローン関連費用800,000円
合計474,000円合計6,830,800円

※1:各1ヵ月分として試算
※2:基本的には、中古不動産取得の場合のみ必要。新築の場合は、修繕積立一時金や管理準備金などがかかります。

購入時の初期費用は賃貸を大きく上回ります。ただし、物件価格の4,000万円全額を借り入れたものとして試算しておりますので、手付金400万円については借り入れ実行時に手元に残るお金となります。したがって、差額の約280万円が初期費用として支出が必要な金額といえるでしょう。

借入期間の35年間住み続けると仮定すると、280万円の初期費用は1年当たり8万円となります。これを加えても購入の場合は年間約178万円の負担となり、賃貸よりも割安に感じます。

賃貸なら修繕費が無料!?

賃貸物件でもエアコン設置済み、インターネット使用料無料という物件が増えてきました。これらの費用が家賃に含まれていると考えれば、かなりお得かもしれません。

エアコンだけでなく、ガス給湯器や水まわりなど、15年前後で取替えが必要になることが多くあります。分譲住宅を所有している場合、こうした修繕費用はすべて自分でまかなわなければなりません。

わが家の場合も、築10年を超えたあたりから蛇口交換、ガス熱源器の交換、エアコン交換など、すでに100万円近くの修繕費用がかかっています。このほかの家電製品も次々に寿命を迎えると、一時的に支出は増えることになります。

賃貸物件であれば、ご自身で購入した家電製品以外の修繕費用は、基本的に大家さんもちです。業者さんに依頼する手間などもかかりませんし、賃貸物件も案外お得なのではないでしょうか。

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