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2017.10.4

「暮らしを犠牲にして貯金する人」が結局挫折する理由

FPの家計相談シリーズ

「暮らしを犠牲にして貯金する人」が結局挫折する理由

読者の皆さんから頂いた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回は読者の家計の悩みについて、プロのFPとして活躍する深野康彦(ふかの・やすひこ)氏がお答えします。


現在、夫30歳・年収300万、妻28歳・年収400万です。月収にすると2人で手取り43万弱です。現在の貯金は、2人で400万弱。一般財形に2.5万円、他17.5万の20万円を貯金しています。

こちらの貯金額は少ないでしょうか。一応、頑張って貯めているつもりですが、もう少し家計を切り詰めた方がいいか悩んでいます。

また、財形はとりあえず奨励金の限度額の9,000円が頂ける、年間30万円を貯金していますが、残りの貯金の何割かを一般の貯金ではなく住宅財形や年金財形にしようか、悩んでいます。2、3年後には住宅を購入したいと思っていますので、貯金を少し残して、頭金にしたいとも思ってます。

上記を踏まえたうえで一番いい貯金の方法が知りたいです。よろしくお願い致します。(20代後半、既婚、女性)

深野:ご夫婦の手取り収入が43万円弱であるにもかかわらず、毎月20万円もの貯金を行っているようですが、ご年齢を考えると立派の一言ですね。貯金額が少ないのではないかと悩まれているようですが、悩む必要はまったくありません。

今のペースを守っていけば十分と考えられますが、しいて言えばまだお子さんがいらっしゃらないようなので、頑張られるのであればもう少し貯金額を増やしてもいいかもしれません。

貯金とやりたいことのバランスが大事

子どもを授かると、やりたいこともできなくなる可能性があります。貯金に励むのも結構ですが、ご夫婦の年齢しかチャレンジできないこともあるはずです。やりたいことをすべて我慢するのではなく、貯金とやりたいことのバランスを考えて計画的に貯金を行いましょう。

貯金の種類ですが、給与天引きから利用できる点を考慮すれば、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄を活用されても良いでしょう。財形住宅貯蓄はマイホーム購入やリフォーム資金に、年金財形貯蓄は満60歳以降に年金として受け取れば、両者合わせて元利合計550万円までの非課税扱いにできるメリットがあります。

仮に目的外で払い出したとしても非課税の優遇措置がなくなるだけで、さらなるデメリットを被るわけではありません。金利も一般の金融機関で行う積立貯金よりも高いケースがありますので、手続き等が面倒でなければ財形貯蓄を優先的に活用されてもよいでしょう。

なお、財形住宅貯蓄は一定の条件を満たせば財形住宅ローンを利用できますが、財形住宅ローン自体にかつてのようなメリットはありません。2、3年後に住宅購入を考えているようですが、財形住宅ローンは条件が合えば利用する程度のものと認識しておけば十分です。

実際に住宅を購入する際には、民間住宅ローンやフラット35を優先するほうがよいと思われます。

「先取り貯蓄」で確実に貯める

貯金を上手くするポイントは、毎月の収入から最初に貯金額を差し引いた残りで生活することです。積立貯金には裏技や一発逆転もありません。無理のない金額で、地道にコツコツ長きに亘って続けていくことが大切です。

つまり、月収の何割とかの基準もありません。背伸びをした金額で貯金をするのは挫折の元=なかなか貯金が貯まらないと考えるべきなのです。

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