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2017.10.4

40代独身“保険に入らない”という選択も。賢い保険の選び方

FPの家計相談シリーズ

40代独身“保険に入らない”という選択も。賢い保険の選び方

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。


私は40代女性です。20代のときに加入した更新型の生命保険に毎月8,000円ほど支払っていますが、正直割高だと思っています。加入当初は、親のことを考えて、入院保障より死亡保障を重視した内容にしましたが、今後は自身の入院保障を重視した内容に保険を見直したいと考えています。

医療保険と生命保険は分けたほうがよいのでしょうか。更新型と終身型のどちらを選ぶかも迷っています。また、保険の見直しをするタイミングについても教えてほしいです。数年ごとなのか、それともライフイベントが発生するときなのか。保険の選び方のポイントを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
【現在の状況】
・現在の収入:手取りで400万円
・資産:貯蓄800万円程度
・離婚して独身、子供なし。しばらく働いて、ゆくゆくは親と同居予定。
(40代 独身 女性)

深野:生命保険に関するご質問ありがとうございます。早速回答に移らせていただきますが、生命保険は必要な時期に必要な保障を得るのが、大原則になることを忘れないでください。

生命保険の保障は、大きく分けて、亡くなった時に保険金を受け取れる死亡保障、生きている時に受け取れる医療保障があります。

死亡保障が必要なのは残された家族が経済的に困る場合

死亡保障は被保険者が亡くなった時に死亡保険金が支払われるのですが、この保障は被保険者が亡くなった際に残された家族が経済的に困るケースになります。

そのため、ご質問者のように独身、あるいは子供が社会人となった夫婦間には、死亡保障は不要ということになります。

ただし、親に仕送り等を行い、経済的な援助をしているケースなどは、独身であっても死亡保障が出る保険に加入しておく必要があるでしょう。

ご質問者は死亡保障から医療保障を重視した保険に見直したいと記載されていることから、親に経済的な援助を行っていないと考えられます。

ですので、記載の通り医療保障重視に切り替えるべきでしょう。

医療保険が不要になるケースも

ただし、金融資産をそれなりに保有していて、かつ入院や手術をした際に金融資産を取り崩して医療費として払うことに抵抗がないのであれば、医療保障も加入しなくてもかまいません。

それは、医療保障もまた、金融資産が少ない時に多額の医療費が必要になったケースを補うための保障だからです。

一般的に、100万円程度の金融資産を医療保障がわりに保有していれば、健康保険が適用されない自由診療の医療行為を受けない限り、ほとんどの医療費に対応できるはずです。

余談ですが、筆者は医療保障を解約してすでに10年以上経過していますが、なんら不自由を感じたことはありません。

医療保障と生命保険は分けるべき?

ご質問者のそのほかの質問にも回答しておきましょう。医療保障と生命保険は分けるべきか否かは、分けたほうがよいと思います。

一般的に、多額な死亡保障が必要な時期は子供が生まれてから、長くても、末っ子が中学卒業くらいまでの短い期間に過ぎません。

死亡保障が不要になったときに、医療保障を特約で付けていた場合、医療保険に加入し直すことになり、年齢を重ねている分、保険料が高くなってしまうからです。

更新型と終身型の選択は、冒頭に述べた「保障は必要な時期に必要な保障を得る」という考えから、一定期間のみ保障を得られればよいと認識しているため、更新型でも終身型でもなく、10年などの有期型がよいと思われます。

保険を見直すのはライフイベント発生時

保険の見直しのタイミングは、死亡保障に関して厳密にいえば、毎年おこなった方がよいのですが、毎年だと面倒なのでライフイベント発生時に見直されるのが現実的でしょう。

死亡保障に関してそのタイミングは、子供が生まれたとき、子供が小学校に上がったとき、中学校に上がった時などです。

質問者にはお子さんがいらっしゃらないとのことで、なおさら死亡保障は不要です。

最後にひとつ付け加えると、金融資産から取り崩しても、医療保障から払っても、おおもとのお金の出所は同じです。

保険料として支払った場合、当たり前ですが保険事故が起きない限り給付金は支払われません。

そして、私たちは常に保険事故にならないように生活しているため、そうそう保険事故というのは起こらないということも頭に入れて、検討してください。

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