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2017.10.12

ラムブーム再来 流通システムの発達で臭みも軽減した「生ラム」とは

美味しいラム肉が食べられるオススメ3軒

ラムブーム再来 流通システムの発達で臭みも軽減した「生ラム」とは

2005年頃のジンキスカンブームが過ぎ去ってしばらく経ちましたが、消費者の健康志向の高まりで、最近またラム肉人気が再来しているといわれています。なぜ再び注目されるようになったのでしょうか。ラム肉のトレンド状況に詳しいホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員の有木真理さんに、その背景やラム独特のメニューが食べられるお店を教えていただきました。


低糖質志向による ラム肉人気

2005年頃、ジンギスカンが流行ったことを覚えている人も多いのではないでしょうか。ジンギスカンといえば北海道名物の一つですが、東京でも専門店が次々と開業し、ブームとなりました。

当時、2001年頃にはBSE(牛海綿状脳症)の影響で牛肉離れが進んでおり、脂肪を燃やすL-カルチニンがラム肉に豊富ということがテレビや雑誌などで話題になるなどの背景もあったようです。その後、ラム肉については自然と話題に上らなくなっていましたが、近年、またブームが再来しているといいます。

ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員の有木真理さんは、そのブーム再来の大きな理由として、近年の低糖質志向などと思われる肉ブームからきているのではないかと分析します。

中でもラムは牛や豚と比べ、鉄分を多く含むほか低脂質も特徴、鶏肉同様にヘルシーなのも人気の理由ではないでしょうか。

ホットペッパーグルメの検索キーワード数推移を見ても、2015年6月~2016年5月にかけての「羊肉」と「ラムチョップ」の検索数が、一年後の2016年6月~2017年5月には2.5倍になっているそうです。

ラム肉ブーム再来の隠された背景

有木さんによると、ラム肉ブームが再来している背景には、流通システムの発達によるところもあるようです。

「昔は、濃いたれに漬け込んで冷凍された羊肉が多く流通していましたが、今は、凍結寸前の温度で保存するチルド技術の発達により、流通の際に一度も冷凍しない『生ラム』も流通するようになりました。肉組織が破壊されず独特の臭みも軽減される生ラムは、新鮮な肉本来の味が楽しめます」

ラム肉といえば、好みが別れるのがその臭み。ジンギスカンブームの中でも、独特の臭みに耐えられず、イマイチブームに乗り切れなかった人もいるのではないでしょうか。臭みが苦手……と思っていた人はぜひ、生ラムを試してみてください。

そして有木さんは、流通システムの他にも、価格によるところもあるのではないかといいます。

「現在のラム肉人気は、食肉全般の値上がりが背景にあり、相対的に安いラム肉の人気につながっていると感じます」

実際、小売店でも販売を積極的に開始しており、都内のスーパーなどでも取扱が増えています。貿易統計によると、輸入量は、約25%の増加、日本以外でも世界的に需要が増え、最近では、流通価格も上昇している状況です。

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