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今年最も“ホットな鍋”は? あの健康ブームの反動も

「極シメ鍋」「まるチキ鍋」って何?

今年最も“ホットな鍋”は? あの健康ブームの反動も

冬本番、寒い時期にみんなで食べたいメニューといえば鍋ですよね。

定番から変わり種まで、たくさんの種類がありますが、今、人気の鍋はどんなものなのでしょうか? 『HOT PEPPER』編集部が大規模アンケートを実施、「みんなの食べたい鍋ランキング2017」を導き出しました。

気になるその顔ぶれと今年のトレンドについて、外食のプロが鋭く分析します。


2017年は「原点回帰」

10月26日、クーポンマガジン『HOT PEPPER』(株式会社リクルートライフスタイル)が「みんなの食べたい鍋ランキング2017」を発表しました。アンケート対象は全国の20代~30代の男女1,044人。上位には定番が並ぶ、納得の結果となりました。

「みんなの食べたい鍋ランキング2017」

順位種類前年比(順位)票数
1位すき焼き196票
2位キムチ鍋161票
3位しゃぶしゃぶ125票
4位もつ鍋84票
5位寄せ鍋↑(7位)76票
6位おでん↓(5位)68票
7位鶏の水炊き↓(6位)63票
8位豆乳鍋34票
9位ちゃんこ鍋26票
10位湯豆腐↑(11位)23票

出典:リクルートライフスタイル「みんなの食べたい鍋ランキング2017」

トップの「すき焼き」は6年連続首位を飾ったほか、2位~4位の「キムチ鍋」「しゃぶしゃぶ」「もつ鍋」も昨年から順位をゆずらず。

「ホットペッパーグルメ外食総研」上席研究員の有木真理さんは、今年のランキングをこう分析します。

「2016年はSNSの普及によって見た目にインパクトがある、いわゆる“SNS映え”する鍋が注目されました。しかし、今年は原点回帰し、定番鍋に人気が集中しました。

そのなかでも、『すき焼き』(1位)『もつ鍋』(4位)といった“がっつり系”と、『寄せ鍋』(5位)『湯豆腐』(8位)の“ヘルシー系”に人気が2極化しています。

2位・3位は2012年から『キムチ鍋』と『しゃぶしゃぶ』が接戦を繰り広げていましたが、2015年からは『キムチ鍋』が2位に定着。4位の『もつ鍋』も、2014年から4位を守っています」

糖質制限ブームの影響も

また、ヘルシーな「寄せ鍋」や「湯豆腐」が改めて注目されているのには、時代的な背景もあるようです。

「昨今は、糖質制限ブームなど健康志向の方が増えているため『野菜がたくさん食べられる』『カロリー・糖質ともに極めて低い』湯豆腐に人気が集まったのではないでしょうか。

寄せ鍋は『好きな具材を楽しめる』、湯豆腐は『つけだれによって味のバラエティが広がる』『素材の味そのものが楽しめる』点も人気の理由です」

また、有木さんによると、鍋の楽しみ方も大きく広がっていると言います。

「以前に比べて、市販の鍋スープがバラエティ豊かになりました。さらに一人用の鍋スープも増えています。

SNSで新しい情報が手に入りやすくなったこと、動画レシピで作り方をわかりやすく見られるようになったことも、気軽に楽しめる自宅鍋のバリエーションを増やしています」

2017年のトレンドは?

定番も外せませんが、2017年注目の最新トレンドも気になるところ。有木さんはその確かな目利きから2つの鍋を紹介してくれました。

その名は「極(ごく)シメ鍋」と「まるチキ鍋」。それぞれ解説していただきましょう。

■ 極シメ鍋

極シメ鍋の例「つけぱんシチュー鍋」写真提供:huver. by恵比寿楽園テーブル

「“極上のシメ”が楽しめる鍋です。お米やうどんなどの麺類でシメる定番だけでなく、バケットやパスタを入れたり、クレームブリュレのように表面のチーズを炙ったり、シメにとことんこだわった鍋が登場しています。

低糖質など健康ブームは続いていますが、年末の外食くらいは気にせずに『おいしいものをおなかいっぱい食べたい!』という声も多くあり、今年はこだわりのシメを楽しめる鍋がブームとなりそうです」

■ まるチキ鍋

まるチキ鍋の例「フリフリ鍋」写真提供:Aloha Amigo 原宿

「その名の通り、チキンがまるごと入った鍋です。韓国料理の『タッカンマリ』が有名ですが、それ以外にもハワイ発のロテサリーチキンが丸ごと入った『フリフリ鍋』も注目です。

見た目のインパクトはもちろん、チキンなので低カロリー・高たんぱくな点も、若い女性を中心に人気の秘密です」

忘年会でおすすめの鍋は?

また最後に、忘年会やホームパーティなど、年末に向けて「“幹事力”が問われる場面にぴったりの鍋も教えて」と少し無茶ぶり。プロの目線からアドバイスをいただきました。

「忘年会のお店選びの場合、大人数であれば『ちゃんこ鍋』や『寄せ鍋』などの定番鍋がおすすめです。ただ、定番を押さえつつ、普段とはちょっと違うシメこだわった『極シメ鍋』を選ぶと、サプライズもあって幹事としての株が上がりそうですね。

ホームパーティでは、外食で食べた鍋を再現する“再現鍋”がおすすめ。きっと『あの、お店のあの味だ!』と盛り上がるはず。再現したいお店のスープを購入するというかたちもOKです」

トレンドを押さえつつ、今年も鍋を楽しくつつきましょう!

■ 取材協力/有木真理
ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員
食のトレンドや食文化の発信により、外食文化の醸成や更なる外食機会の創出を目指す。自身の年間外食回数300日以上。ジャンルは立ち飲み~高級店まで多岐にわたる。食を通じて「人」と「事」を繋げるイベントオーガナイザーも務める。Web:ホットペッパーグルメ外食総研

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