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2018.07.14

50代で住み替えを検討、今の苦しい家計状況で実現できる?

FPの家計相談シリーズ

50代で住み替えを検討、今の苦しい家計状況で実現できる?

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。


現在共働きですが、大学生の子どもが2人いるため、家計が苦しい状況です。長男が一人暮らしなので、毎月3万円の仕送りをしています。夫の給与から生活費として月13万円もらっていますが、残りの金額については夫が管理をしています。子どもが自立したら、現在の住宅を売却して、今よりコンパクトな中古マンションに住み替えたいと考えていますが、今のままでは難しいのではないかと不安です。家計状況をどのように改善すればよいのでしょうか。

〈相談者プロフィール〉
・女性、50歳、既婚(夫:51歳、会社員)、大学生の子ども2人(長男21歳、次男20歳)
・職業:会社員
・世帯手取り月収:48万円(夫:28万円、妻:20万円)
・年間ボーナス:100万円
・預貯金:200万円(夫の貯蓄額は不明)

【家計の内訳(32~34万円)】
・食費:8万円(外食費含む)
・住宅費:住宅ローン9万円(残期間15年)
・通信費:3万 
・生命保険:1万円(夫のみ、保障内容不明)
・長男への仕送り:3万円
・その他生活費:8~10万円
※月33万円でおさまるように管理していますが、あまり残っておらず赤字の月もああります。

FP:ご相談ありがとうございます。mirai talk ファイナンシャルプランナーの大石です。家計が赤字になってしまう月もあるのですね。なんとか安定した黒字家計に転換し、貯蓄を増やしていきたいものです。

夫婦と子どもの3人暮らしで生活費月30万は高い?

長男に仕送りをしているとはいえ、ご夫婦と次男の3人暮らしで月30万円ほどの生活費がかかるのは、少し多いと思います。

たとえば、通信費は月3万円かかっていますが、格安スマホなどの検討はされていますか。通話が少なくSNSの利用が多かったり、動画は自宅のWi-Fiで使うなど、大手キャリアの利用が必須でなければ、格安スマホに変えてもよいでしょう。最近では、端末はそのままでSIMという通信カードを入れ替えれば変更終了というものも増えてきています。

また、外食を控えたり、1週間の予算を決めて食費をコントロールすることも必要だと思います。さらに、節水シャワーヘッドを使うと、無理せず水道代とガス代を削減することができます。よく使う部屋の電球をLEDに変えれば、こまめに電気を付け消ししたり、コンセントをこまめに抜いたりといった節約をしなくても、簡単に電気代を下げることができます。

無理なく支出削減ができるよう、簡単にトライできるところから始めていきましょう。うまく削減策を実行すれば月3~5万円の削減も可能になるでしょう。生活の中で自然に取り組めることから始めていくのが、長続きでき、効果が持続するポイントになります。

住み替えるときはローンを組まずに

家族構成に合わせて住宅サイズを変えていくこともよいと思います。ただ、ローン返済の残期間などを見ると、まだ結構な住宅ローンの残額があるのではないかと予想できます。

家がいくらで売却できるのかにもよりますが、購入時よりも価格が上がるとか、価格が同じくらいで売れるということは、ほとんどないと考えておきましょう。貯蓄が今の状況で、住宅ローンの残額よりも下回った売却額になってしまうと、家計はあっという間に回らなくなる可能性があります。

住み替えはコンパクトな中古マンションをご希望とのことですが、手放すことにお金がかかり、次を購入する資金がなければ難しい話です。老後に新たなローンを抱えることは控えた方が良いでしょう。

もし、賃貸への転居も視野に入れられているのであれば、転居は早めにした方がいいですね。高齢になると滞納などが心配され、保証人が得られにくかったり、保証会社からも利用を断られるケースがあります。住む場所がなくなってしまう住宅難民にならないよう気をつけましょう。

住宅については、貯蓄額を見ながらご主人ともよく相談し、具体的にシミュレーションをしてもらうなどして検討していきましょう。

お金の話は夫婦間で風通しよく

ご主人が手元に残しているお金について、少し把握したいですね。

できれば月に1度でも、ご夫婦でお金の話をしてほしいと思います。定年退職まであと10年程になるので、お金をしっかり貯めたり、再雇用制度を利用して仕事を続けた場合、どのように暮らすことができるのかなどのイメージを共有していくことも、長い老後生活を共に送っていくには必要だと思います。

これまであまりしてこなかったお金の話を急にすることは難しい部分もあるかと思います。そのため、数ヵ月家計簿をつけ、それを一緒に見ながら支出や住宅について共有してみるとよいでしょう。実際に数字を見ると、ご主人も興味を持ってくれるかもしれません。

少しずつアプローチをして、家庭のお金のことに巻き込んでいけるようにしていきましょう。おそらく、それだけでお金の心配は随分と変わってくると思います。ぜひ試してみてください。

mirai talkはマネーフォワードから生まれた公平で安心できるお金の相談窓口です。新宿駅から徒歩約5分。家計改善のコツがわかる無料セミナーを毎週開催しています。

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