2015.07.29

大きめの支出について考えよう

家計簿中級編1

大きめの支出について考えよう

節約。この言葉は、聞いただけだと、生真面目な管理や、生活面での我慢など、ちょっとネガティブな響きがあるのではないでしょうか。しかし、家計の改善では、多くの場合収入をすぐに増やすことは難しいので、貯金を増やすという点では節約がより現実的で、実現しやすい選択肢になります。

節約では、多くの人が陥りがちなワナが一つあります。それは、日常生活でよくある小さな節約については「こだわり」がある一方で、あまり不慣れな大型の支出や、以前からの習慣で続けてしまっている支出については、あまり厳密な判断がしづらい点です。

節約で陥りがちなワナ

少し例を取って考えてみましょう。スーパーで数種類の牛乳が並んでいる時に、10円でも安い牛乳を探すときには、人はけっこう真剣な検討をしがちではないでしょうか。一方で、あまり頻繁ではない買い物、久しぶりの海外旅行や、車の購入、家を買うときには、下手をすれば数万円から数十、数百万円の差がある買い物になるにもかかわらず、しっかり検討できていないのではないでしょうか。

人は、自分が慣れていて、相場観や自信が持てる取引についてはより考えることができる一方、良く知らないことについては、つい「おおらか」な決め方をしてしまうことがあります。特に、販売員に進められた時や、知人の前にいるときには、見栄や恥ずかしさもあって、エイヤで決めてしまうこともあるのではないでしょうか。

上記を踏まえると、大きめの支出は慎重に、真剣に抑えることを考えて、細かな支出はほどほどに抑える。ということが大事になってきます。これは、ビジネスの世界でも共通の考え方です。仮に二日間悩んで100万円の支出を80万円に抑えることができるのであれば、毎日、数分間の手間をかけて100円の支出を80円に抑える行動よりもはるかに効率的です。20円の節約を行う行為を1万回も行った、という計算になるからです。

大きな支出を見直すときの注意

では、大きな出費を見直すときには、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。まず、大きな注目点としては、先にも上げた、家を買う時や、車を買うとき、海外旅行の計画を立てるとき、などが挙げられます。また、ごくたまにあるプレゼントを選ぶときなども、ついつい財布の紐が緩む時があるのではないでしょうか。
このようなときは、とにかく焦って買い物をするのではなく、できれば一晩、可能であれば一週間くらい、いくつかの選択肢を前に悩める時間を確保することです。エイヤで買ってしまうことには爽快感すら伴いますが、それは一時的なもの。もっと将来に渡って、良かったと思える買い物ができるよう、気をつけて行きましょう。

では、車や旅行などの支出がないものの、生活改善が必要な場合にはどうすれば良いのでしょうか。このような、具体的な生活面での支出に切り込んでいく時には、変動費に注目することが重要です。

例えば、外食費やタクシー代などの交通費については、一件一件では小さな金額ですが、月単位で見ると、色々と見直せることがでてきます。毎回の消費の時に、これは家で自炊しても良かったのではないか、また、公共交通機関でも移動できたのではないか、といった日常的な生活習慣の中に反省点が無いか、見直すことが重要です。

また、車を持っている人は、見直しの余地が大きい場合が多々見られます。車が家にあることの利便性と、かかるコスト(駐車場や車検費用、保険料など)を、もう一度天秤にかけてみても良いかもしれません。月に何度車に乗るのか?最近は、レンタカーだけでなくカーシェアなど色々な手段が増えてきているので、そういった手段で代替することも可能です。

一方、よく電気代の節約などがテレビでは取り上げられますが、暑い日中にクーラーを我慢することの効果は、せいぜい数十円であったりします。それよりも見直すことができる消費があるかもしれません。
家計簿の支出をくまなく見渡して、節約のヒントを得ていくことが大切です。

なお、このように変動費を見直す際には、いきなり節約した金額をすべてを貯金すると考えるよりも、節約できた分を、何か自分たちへのプレゼントや、レストランでおいしい食事をしてみる、となと自分たちに対するご褒美に使うという気持ちでいることが大切です。

マネーフォワードでは、予算管理機能があります。毎月の予算を大まかに決めて、実績と比較していくことが簡単にできますので、おすすめです。

将来に向けた投資は犠牲にしない

また、気をつけるべき点としては、子どもの塾や習いごとといった、ただの支出ではなく、将来に向けた大切な投資は犠牲にしない、ということです。目先の支出抑制も、すべてはより豊かな将来の生活を過ごすためのこと。優先する順位は、家族でしっかりと話し合うなど、将来を見据えて考えていくことはとても大事です。

このように節約がだんだんと見えてきたら、今度はマネーフォワードの予算機能を活用して、月々の支出を実際に狙った水準に収められるよう、生活改善を始めてみましょう。

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