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2015.07.29

将来、いくらのお金が必要になるのか

家計簿上級編2

将来、いくらのお金が必要になるのか

若いうちに正しい金銭感覚を身に付けることは大切です。というのも、いくら高額の収入があっても、それを上回る支出があれば赤字になるからです。将来においても赤字続きの生活が続いたり、最悪の場合には自己破産などが起きてしまうことを避けるためには、どの程度のお金が必要かを把握し、身の丈の範囲内で生活することが大事です。

家計は収支のバランスが大事

2008年の世界的な金融危機の際、年間数億円も稼いでいた投資銀行の社員たちが、生活を維持できなくなって自己破産する例が相次ぎました。また、高い年俸で知られる米国のバスケットボールやアメフトの選手が、一旦競技を引退すると、5年以内に半数以上が自己破産に追い込まれる例が見られました。このように、いくら高い年俸を得ていたとしても、バランスを崩した生活をしていれば一気に生活が崩壊してしまうことがあります。

上記は、極端な例に聞こえるかもしれません。しかし、例えば将来、複数の子どもを私立の学校に通わせて、その上で豊かな家に住み、毎年のように旅行に行って、という生活を送ることは、よほど高収入であるとか、貯金がない限り難しい時代となって来ました。

昔であれば、学費が安かった、住んでいた家が大きな価値を持っていた、給与や退職金において何の心配もない労働環境があったなどの要因があったかもしれませんが、今はこれらのいずれもが見込みにくい前提となっています。そのような中で、20代、30代のうちからバランスのある家計を考えていくことが大事となります。

誰しも思い描く将来はあるものです。色々な前提が厳しくなったからといって、夢をあきらめる、ではつまらない話です。将来に向けて、着実に、何にどれくらいのお金が必要となるのかを計算し、自分たちの生活の中から無理がない範囲で備えていくことが必要になります。

将来のことは分からないとはいえ、例えば子どもを私立の学校に通わせるための平均的な費用は一人あたり約2,590万円かかることや、平均的なゆとりある老後生活の支出額は37万円であることなどが、統計的に知られています。自分の人生で起こる支出について一つ一つ知り把握していくことは、手間はかかるものの可能なのです。

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