2015.07.29

資産運用についても少し考えよう

資産運用についても少し考えよう

これまで、資産を貯めることは、人生を豊かなものとしていくために重要であることを考えてきました。今後、長い目で考えると、資産を運用することも同じくらい重要といえます。生活費の6ヶ月相当の貯蓄が行えたら、次はその資産を運用し、着実に増やしていくことも考えてみましょう。

資産運用とは

貯金は毎日の生活の中から生まれる余裕を、少しずつ積み立てていく地道な取り組みです。一方、投資は、貯めた貯金を元手に「お金に働かす」ことを目指します。

しかし、投資という言葉には、リスクがつきものです。リスクとは、ある物の値段が将来上がるのか、下がるのか、分からない状態を指します。そのこと自体は危うく思えるかもしれませんが、リスクは実際には「わからない」ものではなく、一定の範囲で価格が上下するものであり、理解してコントロールすることが可能なものです。そのため、比較的リスクの少ない資産についてであれば、しっかりとコントロールしながら、リターンを得られると考えられるのであれば、ぜひ活用するべきといえるでしょう。

リスク・リターンの例

よく、ハイリスク・ハイリターンなどといいますが、なぜ、リスクのあるものにはリターンがあるのでしょうか。それは、世の中の多くの人は、長い目で見れば同じ金額を貰える取引であっても、結果が読めないものは避ける傾向があるからです。

例えば、同じ100円をもらえる期待が持てる投資であっても:
(1)半分の確率で200円、半分の確率でゼロとなる投資
よりは、
(2)確実に100円を貰える投資
を人間は好みます。世の中の多くの人は、結果が読めないことを嫌がって、平均的には100円をもらえる投資に、それ以下の値段、例えば95円しか払いたくない、という現象が発生します。すると、(1)の投資を行える人は、(2)の投資を行う人よりは5円多くのお金を得ることが可能になります。このような現象が世界中の株式や色々な資産について発生している結果、将来が不確実なものについて、リターンが生まれる理由となっています。

資産運用の種類

資産運用には、大きく分けると株式や投資信託などの金融資産と、不動産などの実物資産への投資の二種類があります。初めて投資を行う場合には、少額でリスクを抑える手段が沢山用意されている金融資産への投資が向いています。ここでは、リスクを抑えることができる代表的な2つの手段をご紹介します。

リスクを抑えるために有効な一つ目の手段は、資産の分散です。世の中には様々な資産がありますが、それらの値段がすべて同じ方向で上昇・下落することは稀です。よって、様々な値動きをする資産をバランスよく保有することで、特定の資産の価格が乱高下しても、慌てることがなくてもよいような状態を作ることが可能です。

もう一つの有効な手段は、時間の分散です。世の中にはプロから個人投資家まで、様々な投資家がいますが、明日、株価が上がるのか、下がるのかを当て続けられる人はいません。
結果的に、ある日いきなり投資を行っても、高値掴みをしてしまう可能性があるわけです。この可能性を避けるためには、一定の金額を、月末などの決まったタイミングで投資することが推奨されています。ドルコスト平均法と呼ばれるこの投資方法は、毎月一定金額を投資する方法です。株式であれば、株価が高い時には少ない株数を、株価が安いときには多めの株数を、購入することになります。結果として、その期間中の間、値動きに気を取られること無く、平均的な株価で有利に株式を買うことが可能になります。

上記のリスクの分散を、比較的簡単に行うことができる代表例としては、月次でコストの安い投資信託を積み立てていく、などといった方法が挙げられます。このような個別の方法については、ゆっくりと時間をかけて学んでいくものですので、焦ること無く必要な知識を身につけていくことを心がけましょう。

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