子供のマネー教育は、親子で楽しむ「あつまれ どうぶつの森」
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一般的なサラリーマンでありながら、40代で億単位の資産を築かれたKさん。 「くらしの経済メディア マネープラス」に掲載いただいたインタビュー記事では、お金の管理方法や、資産形成についてお話いただきました。 (記事はこちら) 今回は、インタビュー記事の続編として、お子さんへのマネー教育についてうかがいました。小学生のお子さん2人へのマネー教育は「あつまれどうぶつの森」を楽しみながら行っているそうです。
お子さまにお小遣いはあげていますか?
小学生の子供が2人いますが、お小遣いはあげていません。欲しいものがある場合は、誕生日やクリスマスといったイベント時にのみ買ってあげます。あとは、お風呂掃除などのお手伝いをしたら、週末に好きなお菓子を買ってあげたりというくらいですかね。深い考えはありませんが、奥さんがちょこちょこ買ってあげたりしないタイプなのでそのようになっています。
マネー教育として、お子さまにはどのようなことを教えてらっしゃるのですか?
きちんとしたマネー教育を何かしているわけではありませんが、「あつまれ どうぶつの森」は貯金や投資といった考え方を学ぶのに良いゲームだなと感じています。 たとえば、家を買うために借金をするんですが、さらに家を大きくするにはまず完済しないといけない。早く借金を返すためには、魚を釣ったりしなくてはならず、稼ぐことを知るんです。 また、ゲームの中で株を買う機会があり、そのときに株の概念について、「損することもあるけど、何倍も上がったりする可能性がある」ということを教えました。 小学1年生の息子は、最初は持っているお金全てをかけて株を買うのですが、当然失敗も経験する。そうするとだんだん熟練してきて、値段が上がったところで半分だけ売って利益を確保するということをやり始めたのです。すごく損をしたときなんかは「もう買わない!」って二週間くらい全く買わなくなることもあるのですが、そういう悔しさみたいなところも現実味がありますよね。 あとは、借金は大金でもいずれなくなるから、余裕あるときにコツコツ返したほうがいいというのを伝えてみたり。
ゲームを通して、現実世界での学びにもつながりそうでしょうか?
けっこう現実と近しいというか、性格が現れるんですよ。私は、ゲームの中でもお金を増やしています(笑)採った虫を、普通のお店より高く買ってくれる人に売るとか。お金を増やすことばっかりしていて、気付いたらお金持ちになっていました。銀行みたいな家を作って、金庫のような壁紙にして防犯カメラつけたりすることを楽しんでいます。 子供たちはやっぱり、見かけをよくしたくて、家具や服を買ったりしてしまう。私は、ベースボールシャツと短パンといった質素な格好で、家具はDIYをしたり、あまり消費をしないようにしていて。考え方が現れますよね。 バーチャルな世界ではありますが、欲しいものがあれば自分で努力してお金を作るとか、お金を増やすとか、借金を返すとか、お金の仕組みについて自然と学んでいると思いますね。 ゲームを楽しむなかで、金融のセンスが身に付いてくれたらいいなと思っています。