マネーフォワードCTOが考えていること(2022年3月)

こんにちは、マネーフォワード CTOの中出(なかで)です。
CTOの私が、普段「なにを感じて、どんなことを考えているか」について、四半期に一回社内へ共有している内容を一部編集し、エンジニアブログに公開したいと思います。
前回はこちら:マネーフォワードCTOが考えていること(2021年12月)

マネーフォワードの開発組織の強み

マネーフォワードのエンジニア組織が持つ強みはなんでしょうか?CTOとして感じている最大の強みは、サービスを生み出し続ける力、開発力です。

マネーフォワードは今年創業10年を迎えますが、毎年いくつものサービスがリリースされています。昨年度には、個人向け、法人向け、金融機関向けでそれぞれ複数の新規サービスがリリースされました。既存サービスも機能面でも使いやすさでも改良を重ね、より多くのユーザーを獲得しています。マネーフォワード全体では、リリース後も成長を続け、運用・改善をし続けているサービスがすでに40を超えています。

これらサービスを支える仕組みやプロセス、文化こそがマネーフォワードの強みであり、価値だと考えています。

このマネーフォワードの強みの根幹にあるのは、創業以来の強いポリシーであるスモールチームによるサービス開発体制です。私たちはサービスを素早く開発するということを何よりも優先し、スモールチームで最適に開発していくための体制作りや権限移譲を継続して行ってきました。チームでの意思決定に承認が必要で待ち時間がボトルネックになってしまう、そのようなことが起きないように権限移譲を行なっています。開発チームが、チーム外のことではなく、目の前のサービスを磨き続けることに集中できる状態、そのような体制を作ってきました。技術的なスキルだけではなく、スモールチームの中で主体的にサービス開発に関われる方であるかも採用面で重視してきました。

並行して、個々の開発チームをサポートするための仕組み作りも行なってきました。ID基盤や課金基盤、アグリゲーション基盤など、共通して利用される機能はマイクロサービス化されています。また、サービスプラットフォームと呼んでいるマルチテナントのKubernetesクラスタを中心に、モニタリングやCI/CDまで標準化したインフラ基盤を構築しています。サービス開発で共通化できるところ、サービスの本質ではなく毎回ゼロから作ると工数が掛かってしまうところは、横断チームが基盤として構築し、新しいサービスを作る時の負担を最小化できるようにしてきました。
この共通基盤の開発や横断組織によるサポートは、開発チームが増えるごとにレバレッジの効果を高め、エンジニア組織全体の生産性向上に大きなインパクトを生み出すと考えます。サービス基盤本部 本部長の鈴木陽介さんの「マネーフォワードのSRE、インフラエンジニア組織のこれから」はまさにこの基盤部分の体制強化とさらなるサービス開発チームの自律化を促していく取り組みです。

基盤などの仕組みや文化、プロセスなどは、一朝一夕で築けるものではありません。事実、私たちは何年も前からそのような取り組みを開始して、まだ道半ばながらも今に至っています。そして、これからも磨き続けていきます。

語学学習の支援を強化

継続的にお伝えしている英語化の取り組みについて、現時点での取り組み状況です。

3月から一部のメンバーを対象に、本格的な英語のトレーニングを開始しています。このトレーニングは英語学習者向けなのですが、他にも三つの種類の言語トレーニングを立ち上げていきたいと考えています。

そのうちの一つは日本語学習者向けのトレーニングです。今まで採用してきた外国籍のエンジニアは、採用時点で日本語を学習をしていた方がほとんどです。日本語1 on 1 制度「TERAKOYA」といった語学学習支援のための制度も、それを前提としてました。一方、現在は日本語未学習者もマネーフォワードにジョインしていただいています。そのメンバーたちが日本で生活していくためには日常的に日本語を使う機会がある、あるいは使えた方が生活がしやすくなるのは間違いありません。そういったメンバーがこれまでよりも格段に増えるので、そのための日本語トレーニング体制の強化が必要だと思っています。

残りの二つは、日本語を第一言語とする人向けの「やさしい日本語」のトレーニングと、英語を第一言語とする人向けの「やさしい英語」のトレーニングです。

私たち日本人が仕事で使っている言葉は、日本語学習者にとって簡単な日本語ではありません。仕事では、エンジニアならではの専門用語に加えて、エンジニア同士で使う特殊な言い回しも存在します。ニュアンスを表現するために、難解な単語や言い回しを利用したり、主語を曖昧にしたりすることもあります。英語を第一言語とする人とそうでない人のコミュニケーションでも同様の問題が存在します。

語学学習はもちろん重要ですが、私たちの目的は単に外国語を流暢に使いこなすことではなく、社内の開発チーム内あるいはチーム間のコミュニケーションをより良くすることです。そのためには、「やさしい」言葉をつかうことも必要になってきますし、そのためのトレーニングを社内でできるようにしていきます。

一人一人が意識を変えて、言語学習者の気持ちを理解してコミュニケーションするように心がけることで、社内のコミュニケーションのハードルが下がることを期待しています。


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