海外移住するときのチェックポイント8つ

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米国の海外生活に関する雑誌International Livingで「引退後に住む国ランキング2014」が発表されました。
 
引退するにはまだ早い、まして移住なんて、という方にこそ、興味深い内容となっています。

上記雑誌でのランキングでは、実際に米国を離れて生活を行っている各国の専門家が、それぞれのカギとなる居住環境をベースに毎年ランキングを作成しています。

同ランキングでは、引退後に住む国をランク付けするにあたって、8つのポイントを重視しています。以下、その判断ポイントの詳細を見てみましょう。

1.不動産の価格

面積あたりの価格に加えて、どれくらい支出に見合った資産が手に入るか

2.移住のしやすさと、外国人向け制度の充実

各国の政府における、同国への移住促進制度や、生活物資の持ち込みにかかる関税など

3.生活にかかるコスト

生活する夫婦が日常的に負担することになる、公共料金や日用品、交通費、レストランや、映画鑑賞、遠足などにかかるお金

4.馴染みやすさ

英語が使われているか、現地の人たちの親しみやすさ、外国人コミュニティの存在など

5.娯楽の充実

レストラン、映画、アウトドアの活動、音楽や芸術など

6.医療制度

健康診断にかかるお金、健康保険の価格のカバー範囲、人口あたり医師数、病床数、安全な水、乳児死亡率、平均寿命、政府による医療支出の額など

7.高齢者向けのインフラ

公共交通手段、携帯電話普及率、インターネット普及率、米国への帰国のしやすさ

8.気候

一年を通じて温暖な気候が続いているか、自然災害の度合いなど

 
それぞれの要素を見ると、長い老後の生活や、毎日の充実ぶり、いざとなった時の対応プランなど、老後に気をつけていくべきことのチェックリストになっていることにも気付かされます。

上記指標に基づいた国別のランキングは下記となっています。

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1位はパナマ、2位はエクアドル、3位はマレーシア、4位はコスタリカ、5位はスペイン。。。
米国のランキングとあって、中南米の国々が多い中、マレーシアが目立っています。

ちなみに、3位のマレーシアは、日本人にとっては、最も理想的な移住先としてしばしば取り上げられます。(財)ロングステイ財団が毎年実施しているロングステイ先の人気調査では、マレーシアは7年連続で1位となっています。

温暖な気候と安い物価、治安が良いことなどが人気の理由となっており、毎年数百人が移住を行っているとのこと。中心部の200平米近い家を2,000万円代で購入できることなどから、生活水準を意識した若い居住者も増えているそうです。

移住するかは重い決断。しかし、上記のチェックリストで腹落ちしていれば、案外簡単にできるものなのかも知れません。調査もかねた旅行を計画してみても面白そうですね。

Photo By dsasso

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