日本の予選突破確率は34%?(GS調査)

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ついにサッカー好きにとって4年に一度の祭典。W杯が始まりました。
これから1ヶ月間、地球の裏側での熱狂と共に、眠気と戦う日々が続くことになりそうです。

さて、かのゴールドマン・サックスは、W杯の恒例レポートとして、ワールドカップの結果予想を行っています。

世界有数のアナリスト軍団を抱える同社では、毎回かなり本気度の高いレポートを出しており必見です。

そして今回。ブラジルが優勝する確率は48.5%と予想しています。これは、大手ブックメーカーLadbrokesが予想する33%よりも大分高い印象です。

決勝の相手はアルゼンチンと予想しており、同国が優勝する確率は14%。どちらも合わせると、さすがブラジル大会。かなりの確率で南米勢が優勝するという見込です(ちなみに、3位はドイツ、4位は前回覇者スペイン)。

一方で、日本はというと、予選突破の確率は34%、さらには、優勝確率は非情にも0.0%。厳しい評価です。

もっとも、この推計は、過去の14,000試合もの国際試合(親善試合を除く)の結果を元にしたもの。直近の結果が十分に反映されたものとはいえないかもしれません。ACミランの10番、インテルのキャプテン、マンUのフォワードを擁する日本、もっと評価してくれてもいいじゃないかと、どこかで思ってしまいます。

さて、ブラジル優勢である背景を裏付ける理由としては、他にも開催国という影響はありそうです。

ゴールドマンによる調査では、開催国がW杯を優勝する確率は30%程度あり、さらに強豪国が開催している場合にはその確率は50%を上回るとのこと。自国開催というのは、統計的にはかなり優位な影響を持つものなのですね。

もちろん投資調査をベースとするゴールドマン。これらの調査結果と共に、W杯優勝国では、短期的に3.5%ほど、株式市場が他のマーケットよりもパフォーマンスが良いことにも触れています。

ネイマール、やっぱりすごい、と思った方は、今からでもブラジル株式を物色してみてもよいかもしれません。

※ベッケンバウワーへのインタビューを含めたゴールドマンのレポートのリンクはこちら

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