ビットコイン製造機のリターンは年13万倍

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Miner

本年2月のマウントゴックスの経営破たん以降、国内では話題が沈静化したビットコインですが、その採掘業者についての高い期待感は続いているようです。

スウェーデンのハードウェアメーカー、KnCMiner社は$14m(約14億円)にも上る資金調達を実施しました。

KnCMinerはビットコイン採掘のみを目的とした特定用途向けの集積回路(ASIC)の開発に注力するベンチャーであり、一説にはビットコイン採掘専用機としては、最もパフォーマンスが高いものとされています。

同社のプロダクトがリリースされると、同時にビットコインの市場も乱高下するなど、市場に対して大きな影響を与えるプレーヤーとなっています。

ASIC基板において最も重要なのは、放熱器とファンとのこと。確かに、冒頭の画像を見るとマシンには、沢山の放熱器が詰め込まれ、その目的に徹した構造になっています。筆者の趣味の問題かもしれませんが、すごくかっこいいです。一台家に置きたいです。

そして、一台の端末価格は5,000ドルとのこと。2013年末に行われた同社社長のインタビューに基づくと、マシンの一台あたりの生産性は0.46-0.48BTC/日、ビットコインの値段は9月5日現在で5万円程度ですので、毎日2.3-2.4万円のリターンが上がるとのこと。一日あたりでは4-5%程度、年換算では福利で13万倍という凄いリターンが生まれる機械となっている模様です。一台家に置きたいです。

また、このマシンはあまり作りすぎずに、初期のころから応援してくれた人たちにちゃんと儲かるようにしたい、と述べられていました。ビットコインの値段は、今後とも(ドルの相対的な低下として)順調に上がり続け、世界的なインパクトを与え続けるだろう、と述べています。

この無骨なマシンについて、来年同社は70億円近い資金調達を行い、さらなる改善を進めていくとのこと。

ゴールドラッシュ時にツルハシやジーパンを売る会社が繁盛しました。

KnCMinerはまさにその一例と見えるかもしれませんが、今年前半の一連のネガティブなニュースにも耐えてなお、ツルハシが売れているのは、そこにちゃんとゴールドがあるという確証があるからかもしれません。冷静な目線で、この市場は見守る必要がありそうです。

画像はTechCrunch記事動画より引用

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