4月に紹介したQapitalに続いて、またもスウェーデンから新しい金融アプリが紹介されました。
米TechCrunchの本日付報道によると、スウェーデンでiOS及びAndroidのPFMアプリを提供するTinkは、4百万ドル(約4億円)の資金調達を締結したとのことです。
Tinkはスウェーデン最大のPFMとなっており、20万ユーザーが既にいるとのこと。同国の人口が1,000万人未満であることを考えると、人口の2%を越える普及率を既に誇っています。
Tink – Follow the money from Tink on Vimeo.
Tinkの強みは、軽快でグラフィカルな使用感。ニュースフィード型のビューと共に、上記動画にもあるような、ヌルヌルとした掘り下げ観が可能なアプリとなっている模様です。
真新しい機能や、特殊なサービスが付随している訳ではないですが、支出の抑制と予算管理という、王道を突き進むアプリといえそうです。
同アプリは、現在はスウェーデンのみでソフトを展開していますが、近いうち欧州大陸にも上陸予定とのこと。
TCによればフランスのBankin’、ドイツのNumbrsといったプレーヤーはいるものの、欧州ではまだ勝者が現れていない中、スウェーデンからの相次ぐ参入(殴り込み?)には今後も注目したいところです。