Airbnbがサンフランシスコでついに「合法」に

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Airbnbといえば、いまや世界規模の「他人の家にお金を払って滞在」できるホテル代わりのサービス。

先週、ついにサンフランシスコ市でこのサービスを合法(?!)とする法律が通過しました。

Airbnbは、世界中で80万件の滞在物件を紹介し、通算宿泊人数は2,000万人を越える規模のサービスです。

しかしながら、渡辺千賀さんのブログでも紹介されていたように、まだ世界の各地では「違法」と判定される可能性が続いていました。

今回、Airbnbの懸命な働きかけもあり法案が可決したサンフランシスコ市では、元々30日未満の「家の部分貸し」を合法とするものです。この結果、来年の2月以降はサンフランシスコ市民は堂々と(これまでもそうかもしれませんが)、Airbnbで家を貸すことが可能となりました。もっとも、貸主の制約があり、市の居住者に限り、貸し出す住居に過去の1年のうち9ヶ月は住んでいた対象者に限るとのこと。

Airbnbは、所有を前提としない共有経済(Sharing Economy)の、最も代表的な例として取り上げられることも多く、本年4月には100億ドル(約1兆円)の評価で5億ドルを調達するなど、もはやベンチャーの枠を超えた存在です。

同サービスを経由して宿泊する人数は、もはやヒルトンやインターコンチネンタルグループにて宿泊する人数を凌駕する規模に成長したとのこと。これだけの産業がまだグレーゾーンの領域で育つことも圧巻ですが、さらに法整備にて現状を追認していく動きには、強いダイナミズムを感じます。

Airbnbは次はニューヨークでの合法化を目指しているとのこと。

ちなみに日本では、Lifehackerの記事によれば「大目に見られている」とのことですが、より安い国内旅行の実現に向けて、同じような展開を期待したいですね。

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