年末までは3週間ほどありますが、2015年のFintech動向を振り返る資料を公開します。
2015年は日本にとって、Fintech元年とも言うべき一年となりました。
2月以降、政策面及び金融機関・SIerによる動きをみせたのを皮切りに、Fintech分野での拡大を目指すベンチャーが新規ビジネスを創出し、既存のプレイヤーとの協業機会も多く生まれました。
その結果、Fintech分野でのニュースが各紙面を賑わすこととなりました。
資金調達上も年初来で約140億円と、前年の2倍以上の規模で推移しています。
しかしながら、海外に目を向けると、日本には依然としてFintech分野のプレーヤーが足りない状況であるといえます。
世界的には1,200社を超える母集団がある中で、日本では大型調達をここ数年で行ったプレーヤーは30-40社にとどまっています。
そのため、来年以降も、日本のFintech分野は大きな動きをみせることが予測されています。
既存のプレイヤーがどのような動きを見せるか、どのような新たなプレイヤーが登場するか、政府がどのような政策を打ち出すかで、その後の日本でのFintech分野の趨勢が大きく変わっていくものと思われます。
本ブログでも引き続き、国内外のトピックを拾いつつ、その動向を掴む情報をご提供していければと思います。