Finovateの集計によれば、Yコンビネータ‐におけるFintech企業採用は年々増加傾向にあるとのこと。
Yコンビネータ‐は言わずも知れた米国随一のインキュベーターになりますが、同社が輩出するFintech企業数は年間20社を超えていくペースとなりそうです。
これまでもCoinbase、Stripe、Zenpayroll、Zenefitsといった大型米国ベンチャーが卒業している中で、2016年に入ってからの入選企業としては下記があります。
Bonsai:フリーランスの人向けの契約書・請求作成サイト。StripeやCoinbaseなどと連携し、従来よりも3倍速い支払を受けられる
AlphaFlow:不動産クラウドファンディング。10万円から投資可能
Cover:車、家、電話やペット?の写真を撮ると、損害保険の提示が受けられる
Emburse:経費精算ソフト。予め用途別カードを発行し、会計ソフト等に連動
flexRecepits:電子レシート配布プラットフォーム。CRMやクーポン配布等に利用可能
Landed住宅ローンの頭金部分のクラウドファンディング
lendedu:12社の学費ローン業者を比較して借り換えを実施
MeterFeeder:駐車場メーターのスマホ版。Bluetooth連動プリンターで駐車券発行
Paystack:ナイジェリアにおけるクレジットカード取扱円滑化
PocketSuite:中小企業のビジネス整理アプリ。アポ取りから支払まで一つのアプリの中で管理
Stilt:米国在住の外国人向けの個人融資プラットフォーム
TrueBill:消費者向け購読サービス一元管理。平均ユーザは年$512を節約
WorldCover:農家向けリスクを引き受ける保険を提供。保険料の一部がレンダーにも入る構造
今週の読んでおくべきニュース
世界経済フォーラムにおけるFintech6大リスクのレポート
サプライズは少ないが重要なテーマをコンパクトに整理
今年1-3月のFintech投資は53億ドル
減速気味とはいえ年率で見ればそれでも大きな金額
CapgeminiのWorld Retail Banking Report発刊
Fintechが大きなテーマ。日本における銀行体験は大きく増進。金融機関側の危機感が足りないと指摘
ゴールドマン自己投資部門がインドFintechに進出
バンガロールでの投資と、対内投資・ベンチャー促進の時勢に乗った動き