本年も多くのご支援、ご助力を賜りましてありがとうございました。
本年の振り返りは下記の資料と、こちらの記事をご参照ください。
記事中にもありますが、本年はお金のあり方に関する仮説思考力を強く問われる年でした。競争か協業かという二軸論が陳腐に感じられるくらい、その外部で起きている変化が激しく、人々のモチベーションや、大きな金額によって動かすことのできるインパクトは想像をはるかに上回るものでした。あまりに色々ありすぎて、ブログの更新が疎かになっておりました点、お詫び申し上げます。
今年心に残った言葉として、芸術関係の方から聞いた話ですが、社会的変化が不連続に起きる中では、多くのパラレルワールドを自身の心のうちに構成できることが最終的なリスク対策になる、というものがあります。
何か大きくエクストリームな環境変化が起きた場合でも、その中で生きていく方法や、付加価値を出していく方法が見つけられる心を持っていれば、変化にオープンなマインドを保てる。例えば、信頼や、早く正しい情報、共感を通じた協力、余剰資源の配分などは、変化を経ても残る価値の軸であり、その中での歩き方が体感的に分かっていれば、大きな前提変化を心理的に受け止めるバッファを作ることができます。やや理想論だったりディストピアであったとしても、異なる世界観にジャンプした経験を持ってみること。それは、SF小説を通じてでも、パワーポイントの上でも良いのですが、そういったオープンマインドに慣れることが、放っておいてはどうしようもなくなる現状に対しての、個人が抱えられる大事な体力になるように感じています。
当研究所の活動としても、年初は金融機関のAPIといった実務的な話題が多かったのですが、年後半はキャッシュフリー化の持つ社会的意味、AIがもたらす仕事像、といったトピックが多くなりました。これらを一つの世界観の中で、分かりやすくお伝えしながら、家計やビジネスをもっと前に進める世界観を来年もお出ししていければと思います。良いお年をお迎えください。
年末年始の推薦図書
今年はあまりインプットできる時間がありませんでしたため、これ、というおすすめの精度が悪いです。
ただ、洋書も行ける方はこちらのリストがおすすめっぽいです。私もいくつか年始にチャレンジします。
とはいえ贔屓目もありますが下記は秀逸でした。まだの方はぜひ読んでください。
かくて行動経済学は生まれり
あと「罠」以来、今年16年ぶりに出た小林・加藤本のこちらも。
財政と民主主義 ―ポピュリズムは債務危機への道か―
私もまだ読めていませんが、最近出たこちらは、楽しみにしている一冊
命の価値: 規制国家に人間味を
あと、これもちゃんとは読めないのですが、お年賀的な意味で掲載
平成三十年